2012年10月 岡山合同稽古 学生感想文

四年生 山川さつき
学生生活も終盤、遂に、合同稽古4年連続4回目の参加を果たせました。
良い機会に恵まれたこと、また今年も大勢の方と、熱気に包まれた稽古ができたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました。
毎度のことながら今年も言います。いっぱい投げられ、いっぱい投げ、いっぱい叫び、本当に楽しかったです!
今は、休憩中のSAでこれを書いています。今頃先生方や佐藤は、美味しいお酒を飲んでいる頃でしょうか。あ、たった今、美味しそうなラーメンの写メが届きました。ご馳走さまです。悔しい。帰るのが寂しくて仕方ないです。

悲しくなってきたので、嬉しかったことを思い出して書きます。
今回も充実した稽古をできたことは勿論ですが、一番嬉しかったことは、前日の宴会で内田先生が「稽古がしたくなったら、いつでも岡山においで」と声をかけてくださったことです。4年生になり苦しい時期が続いて、荒んでしまっていた心が、軽くなりました。合氣道という縁がなければ、繋がっていなかったであろう人・場所と、こうして交流を持てること、合氣道は好きだけれど技量はぺーぺーの私でも歓迎してくださること、幸運に恵まれているなぁと改めて実感しました。弱った心は前を向きました。

稽古では、日々進化する技を喰らい、継続した稽古の大切さを痛感できたこと。すごく、稽古したい、と思うモチベーションになりました。

あと、1年生で唯一参加した岡安が、出発前は不安そうな顔をしていたのに、着いた日にはもう「私これから、何回くらい岡山に来られるチャンスありますか?」と聞いてきたこと。漠然と「楽しいよ」と言い続けた甲斐がありました。どうやら彼女も岡山に心を奪われたようです。

書きたいことはたくさんあるのですが、既に長くなってきたのでまとまらないですがこの辺で抑えます。
最後になりますが、内田先生、坂尾さん筒井さん始め内弟子の皆様、茨大生大勢で押し掛けたのを快く受け入れてくださり、ありがとうございました。3月には卒業旅行としてまた岡山に伺うつもりです。こちらも快諾していただきありがとうございます。
岡山合氣修練道場の皆様、全国から集まった合氣道家の皆様、熱い稽古をありがとうございました。
そして坂谷先生、こんなおいしい思いができるのも、他ならぬ先生の下で合氣道ができているおかげです。いつもありがとうございます。
やっぱり、鋭い技をかけられたりぶっ飛ばされたりするのは、気持ちが良いですね。合氣道がもっと好きになりました。
またよろしくお願いします。

四年生 鈴木健浩
4年生になり、幹部の役職も終わり、卒業論文と試験勉強にまみれ、もう岡山にくることもないだろうと思っていたのは1年前でした。1年たった10月6日、また岡山の土を踏んでいるとは思いませんでした。

試験勉強のおかげでなまった体や合氣道への熱意など、わずか6ヵ月で失ってしまったものを、今回の二日間の岡山で取り戻すことが出来たように感じました。合氣道に触れてこなかった6ヵ月は今思うと何もないと思うほど充実感がありませんでした。

今回の100人での合同稽古はただただ驚きばかりが残っています。100人の人が狭い畳に上がり、奇声のような気合いを出し、全力で片手を諸手で握り、ぶん投げられ、吹き飛ばされる人がいれば、余裕で耐えて逆に投げ返す。
おそらく岡山合同稽古以外では存在しない、すばらしくも恐ろしい空間でした。あの空間を体験したあとでは、簡単には物事に動じなくなると思いました。

岡山での二日間は卒業論文などに追われる今の生活からすると、他のものから離れ、合氣道という一つのものを追い続けることが出来た夢のような二日間でした。しかし夢がさめてしまったので、岡山や合氣道、部活動に思いを馳せながら、諸々を片付けてもう一度岡山の土を踏みたいと思っています。

今までは環境が変わるごとにスポーツや熱中するものを変えるような移り気な生き方をしてきましたが、合氣道を続けたいという思いが大きくなった二日間でした。

内田先生をはじめ全国から集まった皆様、行かないのか?もったいないなぁと誘って頂いた坂谷先生、本当にありがとうございました。ぶん投げて叩きつけて頂き本当に楽しかったです。
黒帯の学生の方々、力不足で申し訳ありませんでした。
白帯の方々、私なんかに寄ってきていただきありがとうございました。

次までに鍛練を積んでおきたいと思います。


うだうだ思うことを書いてしまいましたが、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


三年生 佐藤豪紀
内田先生オススメの焼きピーマンを食べながら、この感想文を書いていますが、合同稽古から4日たった今でも100人が打つあの柏手の音が耳を離れません。
今年で合同稽古には3年連続3回目の参加となります。回を重ねるごとに、この貧弱な腕を握ってくれる方、壮健な腕を握らせてくれる方々の数が増え、楽しさは増すばかりです。
合宿にも数回お邪魔させていただいたおかげで鳥大、徳大、文理大の方々にも少々面が割れてきたようで、アイコンタクトで諸手に走ることもありました。
今年は茨大生で初めて、直会から翌日まで末席に並ばせていただきました。戦国時代に紛れ込んでしまったようでひたすら恐ろしかったです。
端っことはいえ自分がこの軍団に混ぜてもらっているというのが信じ難く、また非常に嬉しかったです。
たまたま合気道部に入り、坂谷先生に会い、桃源郷岡山にも縁を結んでいただくことに。合縁奇縁ならぬ合縁氣縁であります。
今回の訪岡では今まで以上にたくさんの方のお世話になりました。これからもお世話になります。来年度以降も万難を排して合同稽古には参加する所存です。
こんな私に「がんばろうな」とおっしゃっていただける師匠がいること、道友がいることに心から感謝します。お会いしたすべての方々、ありがとうございました。

三年生 小松崎直也
 前回の合同合宿から一ヶ月も経たないうちに再び岡山の合同稽古に参加させてもらいました。今の自分の実力では歯が経たない人たちに叩きのめされて、自分はまだまだ稽古が足りないと思い知らされました。前回の合同合宿では後半までに体力を使いきってしまい、せっかく教えてもらった返し技をほとんどものにすることができませんでした。今回こそはと臨んだものの、一ヶ月でそこまで体力をつけることなどできるはずもなく、諸手祭りの時点でだいぶ参ってしまいました。せっかく面白い技を教えていただけるのに、体力が持たないがために身につかないというのは悔しいので、これから稽古中は自分に厳しくし、体力をつけていこうと思いました。
 最後に、稽古に参加させていただいた学 生の皆さん、至らぬ我々に指導してくださった大人の皆さん、おいしいご飯とありがたいお話、そして楽しい稽古をしてくださった内田先生、岡山へ行く機会を与えてくださった坂谷先生、ありがとうございました。

三年次  稲川裕紀子
三年次となった今年、初めて合同稽古に参加させていただきました。先日の小豆島での合宿に参加なさった方々を始め、みなさんもっと早く行けばよかったと言っていたので、期待と不安8:2で行かせていただきました。
不安というのは、自分が未熟だというのはもちろん、水戸の稽古の中でも遅れをとっている自覚があったのに、みんなが口を揃えて「岡山は次元が違う」と言っていたので、自分なんかが行ってよいところなのだろうかと思っていました。
行きは緊張して、内田先生のお宅に着くまでずっと気分が悪かったのですが、内田先生を始め坂尾さん、筒井さん、道子さん…みなさん優しく接してくださり、徐々に緊張が解けてゆきました。道場での、尺屈、背屈などのお話はとてもためになりました。目を見張ることばかりで面白く、いつの間にか体調が悪かったことなど忘れていました。
夜の稽古も翌日の合同稽古も、色々な人と組むことができてとても面白かったです。どの人、どの技からも学ぶことばかりで、良い意味で気を抜く暇がありませんでした。
土曜日の夜、内田先生から教育のお話をいただいて「なぜ学ぶのか」子どもにそう問われたら…と考えられた時間は、私の宝物です。自分の心髄を大切に、本をよく読み、考えていきたいと思います。
元々私は、子どもたちを守るために合氣道を身につけたいと思って始めました。在学中に身につけようなど、当初の考えは浅はかであったと思います。けれど、その気持ちは今でも変わりません。この先関わっていく子どもたちのため、これからも精進していきたいと思います。
ありがとうございました。

三年生 宮澤萌衣
私は今回初めて岡山に参加させて頂きましたが、話聞で聞いたとおり、今までとは違う合気道(世界観?)見たように感じました。
一日目の内田先生のお話しは、わかるような気がしてやっぱりわからなく、でも確かに内田先生の言うとおりにやってみたり、やってもらうと納得せざる得なく…。とにかく本当に凄い方で改めて尊敬の念を抱きました。
岡山道場の方々も、とても優しい上に面白く、わかりやすく技を教えてもらい感謝しっぱなしでした。
二日目の合同稽古では、大変の多くの方と諸手取り呼吸法をさせていただき、少し違うだけで技が掛からなかったりと、ひとつの技に関して大変深く考えさせられました。
その後の食事でも鳥取・徳島の同年代の方とお話しできてとても楽しかったです。
正直、もう少し早めに体験しておけば良かったなと思いました。

三年生 和知宏武
合同稽古までに肺炎が治らないのではないかという不安もありましたが、なんとか3年間続けて合同稽古に参加させていただくことができました。毎年大勢の方々と稽古ができることの嬉しさと楽しさを実感しました。

今回こそは、前回よりも多くの事を吸収して帰ってこようと勢い込んでいましたが、一文字腰が難しくて、それで精一杯になってしまいました。全ての技に一文字腰を適用して行かなければならないというのはとても難しそうですが、一日も早く形に出来るように努めます。股関節に乗るというのもやはり難しかったです。これからの稽古では一文字腰と股関節を意識しながら稽古していきたいと思います。

内田先生、濃い稽古とおいしいお料理をありがとうございました。今までより頑張って本を読みます。
一緒に稽古をしてくださった皆さん、各大学の皆さん、思い切り握って、投げてくださってありがとうございました。また来年の合同稽古にも参加させていただきたいと思いますので、「あの顔見たことあるな」と思ったら、思い切り握っていただけると嬉しいです。またよろしくお願いします。

三年生 相澤佳紀
前回の夏の合宿に参加させていただいてから約三週間。夏休みが終わりまた始まってしまった重苦しい日常から逃れまた岡山の地を踏むことができてとても嬉しく思います。だから前回と同様に道中で失態を犯しても気にしない。名前が悪い意味で認知されていても気にしない。気にしない・・・。
前々から「10月はお祭りだ」と聞いていていつかは参加したいと思っていた合同稽古。実際に参加して初めてその意味がわかった気がしました。道場内に響きわたる気合、振動で揺れる畳、我こそはと腕を差し出す人々、投げる人は笑顔、投げられる人も笑顔、そしてそれが稽古開始の一時間前。想像以上に想像を超えた空間でした。
そして人の渦の中央には我らが坂谷先生。次から次へと人を投げていきその存在がいつも以上に遠くに感じました。こんな凄い人から教わっているんだと嬉しく思う反面、それなのにどうして自分はこんなに何もできないんだと少し悲しくなりました。いつかは胸を張って先生の弟子だと言えるようになりたいです。そしてその坂谷先生を軽々と投げてしまう内田先生。その姿には感動を通りこしてただただ圧倒されるばかりでした。
今回も前回以上に多くの人にお世話になりました。大人数を受け入れてくださり、緊張感のある稽古をつけてくださった内田先生をはじめとした岡山合気修練道場の方々、全国から集まった合気修練道場の方々、稽古中に私の非力な腕をつかんでくださった方々本当にありがとうございました。これを糧に少しずつ成長していけたらなと思います。

二年生 中澤卓巳
今回、私は岡山に行くのは二度目でしたが、合同稽古に参加させて頂いたのは初めてでした。
以前から合同稽古は合氣道のお祭りだと伺っていましたが、これほどまでに参加者が多く、様々な方と共に稽古をする事ができるとは思わず、余りの楽しさについ時が経つのを忘れてしまいました。また、内田先生宅での稽古や合同稽古前日の夜稽古でも、普段の稽古とは違った雰囲気を味わうことができました。しかしながら、一文字腰や肩、腰の「抜き」について、まだ自分の中で上手く出来た、という感触が無いため、この先の課題として重視し、黒帯に向け稽古に励んでいきたいと思います。
最後となりましたが、合同稽古で共に稽古して下さった方々、そして私達が内田先生宅に泊まるのに、様々なお世話をしていただきましたお弟子さんの方々、何よりも大勢で来たにも関わらず、快く受け入れて下さり、大変美味しい食事までご馳走になりました内田先生に深く感謝致します。また、人の心を取り戻しに岡山に行きたいと思います。ありがとうございました。

二年生 末永圭一
今回私は初めて岡山合同稽古に参加しましたが、とても有意義なものとなりました。特に内田先生の道場で学んだ技の数々はこれからの稽古に生かしていきたいと思います。 本当にありがとうございました

一年 岡安萌子
 今回初めて、岡山合同稽古に参加させていただきました。
 出発前は、こんなに何も出来ない者が参加してもよかったのだろうかと不安が募っていました。しかしそんな気持ちも、岡山に着くと一気に吹き飛びました。
内田先生という素晴らしい方が目の前にいて、先輩達は先生の教えに目を輝かせている。私は先輩達のような理解は出来なかったけれど、自分は今、すごく貴重な経験をしているということは感じ取れました。見ることに精一杯で、積極的でない私にも先生は技をかけてくださり、とても嬉しかったです。
 諸手祭では、私が頼みに行くのは迷惑になるという気持ちは捨て白帯なりに頑張ろうと、たくさんの方に相手をしていただきました。気がつくと、投げたり投げ飛ばされることを楽しんでいる自分がいました。ま、同期では女子1人なので自分が人並みに出来ているのか劣っているのか心配思っていましたが、他大学の1年女子と組み、もっと頑張らなくてはいけないと良い刺激をもらいました。
 今まで合氣道を「やっている」と思っていましたが、合氣道は「やらせていただいてる」のだと気づかされました。岡山で合氣道のすごさに感動したと同時に、自分はまだ合氣道を名乗れないほどの未熟者だと知れたので、これからより一層、日々の稽古に励んでいきたいです。
 最後になりましたが、内田先生をはじめとする先生方、私たちと合同稽古に参加してくださった皆様、このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。

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