2015年8月 岡山合宿 感想文

1年生 野村 明里
今回、初めて合氣道の合宿のため岡山を訪れました。台風の心配をしていましたが、幸い直撃は免れ、涼しい山の中で稽古することが出来ました。
初めての深夜バスを使った遠出は不安でしたが、無事岡山に到着して緊張もほぐれ安心したためか、どっと疲れがでてしまいました。
しかし、岡山での稽古は、疲れを忘れるほどにとても充実した二日間でした。内田先生の技を拝見し、ただただ驚かされるばかりでした。内田先生の体さばきや技術は動画で見たものよりもさらに迫力を感じ、とても感動致しました。
見て学び、技とはなんたるか、人間の身体の仕組みを理解して動くとはどういうことなのか、キャサリン(骨格標本)を通して、思考をめぐらせ技術を体得することを課せられました。
OBの先輩方とも交流し、たくさんの話を聞き、ご指導も頂き、とても楽しかったです。特に、日本の政治についてのお話を聞いたときは、自分が無知であることに恥を感じました。岡山では食べ物も美味しく、内田先生の料理に夢中になりました。焼き肉も私に合わせて頂いた豚肉を堪能することが出来ました。とても美味しかったです。
この二日間の岡山で学んだことを活かし、これからも合氣道と共に、自国についての関心を広げ、内田先生、坂谷先生、OBの先輩方に少しでも近づけるよう精進致します。
御指導ありがとうございました。

1年生 青木  梨乃
合氣道部に入部して早数ヶ月。噂に聞く岡山へ行って参りました。
岡山は噂に違わず凄い場所でした。
岡山に着く前は、楽しみな気持ちと同じくらい不安や緊張もありましたが、向こうに着いてからは楽しさが上回り過ぎてネガティブな感情はどこかへ吹っ飛びました。
内田先生の技の数々には、ただ圧倒されるばかり。単純な動きに見えるのに、見よう見まねでやろうとすると全くできず、口をついて出るのは「すげえ」とか「なんで」とか「できねえ」とかそんな言葉ばかりで、合氣道の奥深さと、自分の未熟さと語彙の貧困さを痛感致しました。
向こうの大学のOBの方から、私達のように合氣道を始めて間も無いうちからこのような質の高い稽古を受けられることは、とんでもなく幸運なことだという話を聞き、これからはその当たり前のことに感謝し、一つ一つの稽古を大事にしようと考えるようになりました。
食事の席では、内田先生の絶品料理に舌鼓をうちながら、たくさんのお話を拝聴し、自分の見聞を広げることができたように思います。
料理は本当に絶品でした。二日間ですっかり胃袋を鷲掴みにされてしまいました。よければまたご馳走になりたいです。
最後に、この二日間は私にとって非常に貴重な体験となりました。丁寧な指導をくださった内田先生、道場の皆様方、遠征の機会をくださった坂谷先生。本当にありがとうございました。

1年生 青海光
岡山での稽古は、行きのバスでは緊張の為かあまり眠れませんでした。以前から岡山に関する話は伺っていたので、もしかしたら絶望感に包まれてしまうのではないかと不安でいっぱいでした。
途中休憩時間はありましたが、岡山に到着してからも疲労感で心にゆとりは持てませんでした。到着後直ぐに稽古が始まったので、内心驚きました。稽古はとても落ち着いたゆっくりとしたものでありながら、身体の中から疲れを感じるようなものでした。ただ、”疲労”というより”鍛錬”という感覚でした。
午後になってからは、みんな眠そうでした。昼寝を長時間取ってしまったのは申し訳ないです。ですがそのお陰で張り切って夜の稽古に臨めました。
親子丼と坂谷先生に伺っていましたが、鮭といくらの親子丼だとは思っていませんでした。衝撃的でしたが、とても美味しくいただけました。
2日目も体の動かし方から稽古は始まり、無力感を感じながらひたすら模索し時間は過ぎていきました。一歩進むことも出来ず、右も左もわからないということを身を以て実感しました。たまたまほんの少し上手くいくことがあっても、それが身につかないと成長出来ません。何年もの時間をかけて頭でなく身体で覚え込ませていかなければと思いました。ですが何が完成なのかはわかりません。稽古をすればするほど…とは必ずしも言えませんが、いずれは上達はする。そこに合氣道の魅力はあるとずっと思っています。
合同稽古では1日目よりも環境に慣れたのか落ち着いていました。身体の使い方はままならないものではありましたが、杖の動きの説明がとてもわかりやすく、自分の中で新たな発見がありました。
何度も噂に伺った焼肉は、噛めば噛む程美味しく、胃袋を掴まれました。坂尾さんが「焼肉を食べた時の顔が見れないのかぁ」と嘆いていらっしゃったのもわかります。機会があれば是非また頂きたいです。
10月の合同稽古でまたお会いし、このような貴重な経験をさせて頂けるのがとても楽しみです。少しでも先生、先輩方に近づけるようこれからも精励致しますので、御指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。

一年生小野寺岳
合気道との出会いから数ヶ月が過ぎ、坂谷先生から伺っていた岡山に行ってきました。夜行バスに乗り岡山に到着し、さっそくの稽古で感じたことは、「動けない。わからない。何もできない。」の3つでした。
内田先生に多くの宿題を出していただきましたが、その歩法や技を行うためには私たちが普段使わない筋肉を意識して使う必要があり、どうしても普段使う筋肉の方が動いてしまいます。自分の身体の仕組みを理解する必要と合気道の奥深さを実感しました。
そして先生の技を受けると何が起きているのかまったくわからないという状況に陥りました。先生の動きはなんというか無駄がなく感知がしにくく、その上速いので反則だと思いました。
上の2つを踏まえて自分で何か技をしてみようとすると、何もできない。できていなかった。ということに気がつきました。坂谷先生の言っていた「絶望」というのが少しわかった気がします。
ですが内田先生に言われた「難しいっていうのがやりがいなんだ。」という言葉に非常に共感を覚えました。簡単なことができても達成感があまりないと思います。難しいことを一生懸命な努力でやりきってこそ、価値のあるものが得られると思います。私は警察官になって日本の治安を守るという将来の夢のためにこれからの稽古に励んでいきたいと思います。

1年生 八木龍太
岡山での合宿に参加させていただきました。今回は予定の確定が遅くなり、岡山までは一人で行くことになりましたが、無事稽古に臨むことができました。
  内田先生との出会いは衝撃的なものでした。どれほどかと問われると、お会いしたその日に夢に出ていらしたほどに衝撃的でした(実話)。稽古で全く動けない状態から動く難しさを体験し、『本当に出来るのだろうか』と気が沈みましたが、『術は簡単に出来るものではない』という先生の言葉で目が覚めました。そもそも自分達がやっていることは難しい事であり、できないことを悲観する必要は全くなく、大切なのはどうすれば良いかを考え続け、日々の努力を投げ出さない事であると気付かされると、気分も意欲も持ち直すことが出来ました。そこに美味しいご飯をいただくともう、暗い気分は霧散していました。
今回、岡山に来て本当に良かったです。10月の合同稽古にも、是非参加したいとおもっています。

1年生 本田舞
初めて岡山稽古に参加させていただきました。晴れの国岡山というだけあって天候にも恵まれました。一言で言えば、『すごく楽しかった!』です。2日間という短い期間ではありましたが内田先生のご指導の下で、とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。内田先生の技には感動してばかりでした。またたくさんのお話を聞くことができました。内田先生のお話を聞いているうちに日本という国への考え方が変わっていきました。美味しいご飯、温かい指導、数々のお話をしてくださった内田先生、毎日送迎してくださった上岡さんありがとうございました。
またお邪魔させていただきたいと思います。
また、感想文にある通り、10月の合同稽古には是非参加させて頂きたいです。


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