2016年8月 岡山合宿 感想文

2年生 野村 明里
今年は、昨年よりも1日多く岡山で稽古をしました。1日1日が長いようで短く、あっという間に3日過ぎてしまいました。
遊び稽古や稽古を通し、分からないことが多く、己の未熟さを実感しました。「見て、盗んで、真似て、学ぶ」上で、辛うじて「見る」ことしか出来ませんでした。
今年も岡山にて三食昼寝付きの充実した3日間を過ごすことが出来ました。焼き肉も美味しく頂きました。レシピも教えていただき、とても楽しかったです。先生方のお話を夜遅くまで聞くことができ、勉強になりました。また来年も岡山で稽古をしたいです。
3日間大変お世話になりました。
ありがとうございました。

2年生小野寺 岳
まずはじめに今回の岡山合宿でお世話になった皆様にお礼申し上げます。今回は三年生の先輩が参加なさらなかったので一番上の学年として参加させていただきました。岡山は3回目になりますが、新鮮でとても楽しく、貴重な経験ができたのでこれからの稽古の励みになります。
今回の合宿で内田先生は思考は言語だとおっしゃっておりました。何かを考える時私たちは普通日本語で物事を考えます。「日本語」という言語を深く理解していればそれだけ思想も深まるということでしょうか。その上で、合気道の中での言語は技だということもおっしゃっておりました。確かに多くの技を知っていれば合気道のボキャブラリー(正しい表現かわかりません笑)も増えて他者との会話の幅が広がります。型を覚えることはとても重要なんだと思いました。去年、合気道を始めて数ヶ月の段階で岡山に来た時にはわけがわからないことだらけでしたが、今回は去年よりも少し型を知っているためか、ほんのちょっとだけ理解できたような気がします。合気道の言語能力が上がったためでしょうか。「会話にならない」なんてことはギリギリ回避できました。
話が変わりますが、岡山から帰った後、無事審査を終え坂谷先生に一級をいただくことができました。内田先生は一級のことを「準初段」とおっしゃっていて、重みのある級であるということを再認識しました。坂谷先生からいただける級は私にとってとても価値のあるもので、誇りに思いながらも慢心せぬようこれからも日々の稽古を大事にして精進していきたいです。
それから10月の岡山合同稽古にも参加させていただくことになりました。多くの人と技で会話ができるというのはなんとも愉快なことだと思います。皆様と比べると言語能力がまだまだ未熟ですが会話になるように努力しますのでどうぞお手柔らかにお願いいたします。

2年生 青木 梨乃
今年の夏も岡山合宿に参加することができまし。
今年の岡山は非常に暑く、汗だくになりながらの稽古はつらいものがありましたが、それ以上に得るものも多く、充実した三日間でした。
去年の時点では、内田先生に技をかけて頂いてもそのすごさに圧倒されるだけで、論理まではいまいち理解が及ばなかったりしたのですが、今年は、内田先生がものすごく丁寧に噛み砕いて説明してくださるおかげで、技の仕組みや体の使い方など自分なりに合点がいくところもあったりして、それでもまだまだわからないことだらけではありますが、一年間合氣道を学んだ経験が活きているなぁ、と実感しました。
料理は相変わらず美味しく、今回は遂に去年食べ損ねたホルモンを頂くことができました。もう他所のホルモンは食べられないです。
合宿2日目の夜には、先生方の飲みの席に同輩の野村と共に同席させていただき、内田先生のお話をたくさん聞く事ができました。内田先生、坂谷先生、この日は夜遅くまでありがとうございました。
内田先生のお話には毎度考えさせられるものがあり、聞くたびに自分はまだまだ知らないことだらけだなと痛感させられます。
岡山滞在中は時間が長く感じるほどすべての出来事が新鮮で、でも終わってしまうとあっという間だったように感じる楽しさに満ちていて、今年の合宿も、参加することができて本当によかったと思える三日間でした。
内田先生、坂谷先生を始めとして、この合宿に携わってくれたすべての人々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

青海 光
私にとって二度目の岡山でしたが、行きの高速バスに揺られる中で期待と緊張で胸が熱くなりました。一年前に教えて頂いたこと、それもまだ上手くいかないまま、更に難しくなってしまった(かも知れない)ことを、どう解釈したら良いのか。先生のお宅に近くなるにつれ、不安に駆られていました。
しかしこれに関連して、内田先生が遊び稽古や、お食事の際に繰返しおっしゃっていた事があります。"思考は言語"だという事です。今から頭の思考を英語に変える、というのは勿論出来る人には出来ますが、私には出来ません。思考は国語(国の言葉=日本語)で行います。私なりの解釈では、稽古は、見る・聞く・真似ることが中心になっていると思います。では実際技をかける時身体の感覚で動いているかと言えば、当然動きが身体に染み込んでしまえば間違いないでしょう。しかしそれだけでは、自分の癖がその動きの中に出ている筈です。だから頭で次はこう動くと考えながら一つ一つの動作を行う。そうでないと成長は見込めないでしょう。
例として、円運動のお話がありました。確かに、見ている人には円運動のように見える。しかしその円という二次元の動きをするために身体を三次元で動かさないとならないと。最短距離が斜めだから斜めに剣を動かす訳では無く。縦の動きと横の動きを同時に行う事で結果斜めになる、というベクトルのイメージを作る必要があるそうです。
まだまだ経験は浅いので、試行(思考)錯誤する必要がありますが…。あぁでもない、こぅでもないと日々の積み重ねの中で、合氣道の言語を貯蓄して行きたいです。
話は逸れますが、一年間待ちに待ったホルモンファイヤーを経験でき、あまりの美味しさに涙がこぼれそうでした。あの感動は言語では伝えられません(笑)
また、国を尊ぶことの大切さを改めて感じました。国民でありながら国のことを知らなさ過ぎる。通州事件の事、国歌の事、勉強が足りませんでした。特に合氣道をする上では歴史を学ぶ事は欠かせません。稽古が全てでは無いと強く感じました。今回の合宿に携わって頂いた、内田先生、坂谷先生並びに他皆々様方、ありがとうございました。

1年生 増澤 優里香
合気道を始めて間も無いですが、岡山合宿に参加させて頂きました。以前に講習会で内田先生にお会いしましたが、内田先生のお宅でみっちり稽古を受けるというとても贅沢な経験をすることが出来ました。初心者の私には、内田先生の技や話を理解するのは難しく、見よう見まねで真似することしか出来ませんでしたが、自分の未熟さが良く分かり、更に稽古せねばならないと実感しました。
お食事は全てとても美味しくて幸せでした。またご馳走になりたいです。
蚊か何かに刺されて困っていたときに内田先生が「ムヒアルファEX」を貸して下さり、痒みから救われました。本当にありがとうございました。
3日目の稽古の後に虫刺されが悪化して病院に連れて行って頂き、皆さんが楽しみにしていた焼肉を遅らせてしまったのに、誰一人怒るどころか心配して優しい言葉を掛けて下さり、とても感動致しました。
今回の岡谷合宿では、思いがけないハプニングがありましたが、そのおかげで合氣道部の方々や先生や岡山の方々の優しさを知り、感動致しました。いつか恩返しがしたいです。このご恩は一生忘れません。次に行く時は虫除けスプレーを忘れずに持って行き、全力で楽しみたいです。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。

木田 悠貴
八月に行われた岡山合宿では、私は日頃の練習不足も相まって、内田先生に教えていただいた技を何一つ会得する事はできませんでした。
しかし、体で実際に技を決めることができなくても、その理屈を頭の中でこねくり回し、考えて、練習をする事はできます。
我々学生組が茨城に帰る直前の座談会においても内田先生がおっしゃっていたとおり、いくら技を練習しても完璧にマスターすることはできないという謙虚な姿勢を僭越ながら貫きつつ、まずは己のできるところから手をつけていき、先ほども申し上げましたとおり、その理屈をこねくり回し、考えて、自身の向上に努めていきたいと考えております。
最後に、岡山での食事についてですが、あの焼肉以来私は店のホルモンが食べられたものではなくなってしまい、今までホルモンは口にしておりません。それくらい美味であったのを覚えています。加えて、肉水にも胃袋を掴まれたため、時間さえあれば家でも作るようになりました。岡山での食事は、この2つが特に美味であったと記憶しています。10月の合同稽古も楽しみでなりません。
感想というよりはこれからの抱負になってしまっているかもしれませんが、私が岡山合宿に行って、頭の中で考えていた事は、以上のようなものでございます。

稲山 誠也
とても有意義な三日間でした。
体位の取り方一つでも学ぶことが多く、あっという間に過ぎていったようでした。
特に、剣を重点的にご教授いただいたのが個人的にとてもありがたかったです。
内田先生、お弟子さん、皆さんとても暖かい方々で、また是非、一緒に稽古をさせていただきたく思います。
内田先生の料理もとても美味しかったです。肉吸いは時間のない時のお昼御飯として役立たせていただいています。
来年も都合が合えば参加したく思いました。

篠塚 巧海
以前に水戸にいらっしゃった時に凄まじさを体感した内田先生の稽古で、今回は少しでも同じ動かし方を身につけようと臨みました。
しかしやはり動きを拝見しても技を掛けられても、力技になっていました。特に無足は、日々練習を重ねなければ会得できないと改めて感じました。
これからの稽古ではまず、矢状面の屈曲、脊柱回旋といった基礎から見直し半身を自然にとれるようにしたい。また、自由稽古の時間には先輩方に武器の基本を教わる良い機会となったので、先生からだけでなく教わったことはできる限り活かしていきたい。
稽古以外でも学べることがあるのが合宿だと思う。しかし、自分が知っているそれとは違うようで新鮮だった。美味しい手料理を振舞って頂き、その上調理法まで教われるとは思わなかった。その食事の場でのお話は、知らないことばかりでとてもためになり、自国の正しい知識を身につけようと思った。楽しく合氣道をしながら日本を知る精神を持って、日本人の誇りを持って学んでいきたい。

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