2017年10月 岡山合宿 感想文

3年生 谷口 智紀
 僕は今回で4回目の参加となりました。
初めて乗った時は苦だった夜行バスも、今回はさほど苦労せず眠ることができました。
 内田先生に技をかけて頂いて改めて感じたのは、個々の技以前の身体操作の違いでした。ただ立っていたり、歩いたりするだけでも何かが違っているように感じました。実際に内田先生の腕を握っても握ってる感覚がまるで無く、ゆっくり動かれてもその動きは全く止められずなされるがままになってしまいます。僕の頭で考えてもなぜそのような事ができるのかおおよそ見当がつかないので、少しでも近づく為には、やはり以前から教わっている遊び稽古を根気よく続けていくしかないんだなと思いました。今まで長続きしなかった遊び稽古でしたが、諦めずにまたやってみようと思えました。
 合同稽古でいろんな人と稽古してみると、人によって技のかけ方や感覚の微妙な違いがあっておもしろかったです。 最後に、今回も内田先生を始め、多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。これからも自己目的的行為として合気道を楽しみたいと思います。 

3年生 小野寺 岳

三年 小野寺岳
まずはじめに内田先生、合同稽古20周年おめでとうございます。毎回快くお宅に宿泊をさせていただき、美味しいご飯も用意していただき本当にありがとうございます。学生でまだまだ至らない私たちにわかりやすく技の説明やとてもためになるお話をしてくださることにもとても感謝をしております。また、岡山駅から内田先生のお宅や道場に送り迎えをしてくださった岡山合氣修練道場の皆さまも合同稽古の準備などお忙しい中本当にありがとうございました。そして、坂谷先生、七段位おめでとうございます。
内田先生のお宅と岡山合氣修練道場の稽古は本当に難しくておもしろかったです。受け身は得意な方だと自負していますが、片手取り呼吸投げ気の流れを受けた時は正直知ってる技のはずなのに何が起きたかわからない状況でした。飛び受け身などつけいる隙もないです。内田先生はかける相手が最低限受け身を取れるよう調整もなさっていると思いますが、本気になられた内田先生の技を受けたら私は人間の身体の形を保っていられる自信がありません。(笑)
合同稽古は本当に楽しい時間でした。3年連続3回目の参加です。多くの人と諸手をしすぎて、稽古が始まる時にはもう腕に力が入りづらいくらいでした。今年の合同稽古で特に感じたことは去年、一昨年までは自分から諸手のお願いをしに行っていたのですが、今年はお願いをされる側になることが何回かありました。その時「ああ、去年までとは違うんだ…。」と。もっと自覚を持てと言われてしまえばそうなのですが、個人的にはこの気持ちは忘れないようにしようと思いました。「初心忘るべからず」です。茨城大学に入学し、合気道をはじめた時のように、心持ちは白帯のまま素直に謙虚にこれからも精進していきたいです。
直会では鳥大、徳大の学生とたくさん喋ることができてよかったです。稽古の時もそうでしたが、とても積極的にきてくれてありがたかったです。来年また会いたいです。それから、直会の席で坂谷先生から卒業と同時に昇段という話をいただきました。とても光栄に思います。まだ先の話ではありますがしっかりとやっていきます。帰りの高速バスの中や電車の中で佐藤先輩から美味しそうなご飯の写真が送られてきたので来年の合同稽古合宿は月曜日まで残りたいなと思いました。鳥大、徳大はそろそろ幹部交代ということでしたが、茨大の主将としての仕事はあと5ヶ月ちょっとあります。茨苑祭、内田先生講習会、冬の昇級昇段審査など。もう少しの間魅力的な主将として頑張っていきたいと思います。(笑)

3年生 野村 明里
はじめに
内田先生、岡山合気修練道場合同稽古20周年おめでとうございます
坂谷先生、七段ご昇段おめでとうございます二日間にわたり、大変お世話になりました。短い期間でしたが、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。ご指導いただきました先生方や稽古にお付き合いいただいた方々に、心より御礼申し上げます。また、二日間とてもおいしいお食事を頂きありがとうございました。稽古後のご飯は本当に美味しかったです。おでんの残りでカレーうどんは新感覚でした。今回、岡山を訪れるのは3回目ですが、合同稽古は初参加でした。記念すべき20周年目の合同稽古の日に初めて参加することが出来、緊張と共にとても嬉しく思いました。
合同稽古前日は内田先生の道場で遊び稽古を行い、盗もうという意気込みで参りましたが、見ても技をかけて頂いても「今何が起こった」「視界がゆがんだ」と生まれたての子供並みの考え方しか浮かばず、思考が追いつきませんでした。テンセグリティを使った一点が動けば連動して動く、宇宙も細胞も同じ、という言葉がとても印象に残っております。相手と対峙した時、ぶつかり合うのではなく、相手と気を合わせ自分と一体になるイメージで一点を動かすことだと理解しました。力じゃない、と仰ってくださったのはこのことかと思いました。実際に体を動かすことはできませんでしたが、このことを念頭に稽古を行いたいです。
初めての合同稽古への参加は前日から緊張が続くもので、当日は大人数と興奮する道場の中で一人怖気づいてしまい、おなかが痛くなりました。合同稽古を行い、色々な人の技を頂きまして己の未熟さと共に技のかけ方の違いや自分のできることできないことを発見することが出来ました。なかなか、他大学との交流が行えないので年一回の合同稽古は大変貴重な体験となりました。
今回の稽古で自分の中で今までの稽古を深く反省しました。稽古前の諸手取り呼吸法の掛け合いでは、分からない、できない、力じゃない、こんなにも違う、動けない、これは間違いだ、などとずっとネガティブなことばかり考えてしまい、自分で心をへし折りそうになりました。(最終的にはへし折りました)稽古では、様々な二人取りの技をご披露頂き、自分の勉強不足を再度痛感致しました。時間はあっという間に過ぎてしまいました。直会では内田先生のお言葉を頂き、できないから合気道をやっている、行為的目的であることを知ることが出来ました。今後は、出来ないから落ち込むのではなく、出来ないからやっているのだと認識して稽古に励みたいと思います。
大学生活及び合気道も3年目ですが、今回初めての合宿稽古参加で遅れながら合気道稽古の心構えを学び直しました。
今後、未熟ながらも水戸でより一層稽古に励んで精進いたします。
最後に、ご指導いただいた内田先生、坂谷先生をはじめ、稽古にお付き合いいただいた皆様にこの場を借りて改めて心より感謝申し上げます。
二日間にわたる、岡山合気修練道場合同稽古に参加させていただきまして誠にありがとうございました。

3年生 飯塚 千愛季
はじめに、今回お世話になりました内田先生をはじめ皆様にお礼を申し上げます。私は今回初めて岡山合宿に参加させていただきました。車酔いがひどく現地へとたどり着けるのかがまず心配でしたが、無事着くことができ念願の岡山合宿を行うことができました。初日の稽古では内田先生の技にただただ圧倒されるばかりでした。マンガやSFでみるようなことが現実で起きているようなそんな感覚でした。でもその中にもちゃんと仕組みがあるということを内田先生はテンセグリティを使い私たちにわかりやすく教えてくださいました。仕組みについては理解できたような気はするのですが、それを技にするとなるとやはり動けなくなってしまいました。どれだけ技追求しようとも進化し続ける合氣道。合氣道に奥深さ勝るものとはあるのでしょうか。しかしこれがどうしようもなく合氣道のおもしろいところなのだなと実感しました。
2日目は20周年の節目を迎える合同稽古。100人近くが稽古するということを聞いていたので、とても緊張していました。稽古前の諸手取呼吸法では、初めての参加ということもあり勝手がわからず、最初は突っ立っているという状態でした。そんな中、学生の方に声をかけていただき、その後はこんな風に自分から進んで声をかけていっていいのだと吹っ切れ、たくさんの方と組ませていただきました。その中で学ぶことというのはやはり多かったですし、なによりもこの諸手取呼吸法でたくさんの人との繋がりできたということをうれしく思いました。稽古では2人取の技を中心に行いました。普段の稽古の中で二人取をする機会というのがなかったため、教えてもらいながらという形となってしまいましたが、組んでいただいた方に丁寧に教えていただいたおかげで、ぎこちない動きながらも形にすることができました。稽古後の直会では、他大学の学生と交流をいたしました。他大学の学生と交流というのは私も初めてでとても新鮮なものでした。沢山の人が合氣道を通して、つながりを持ち、私もまた多くの方とつながりを持つことができたことをうれしく思いました。
今回の合宿ではこのつながりを実感すると同時に、自分はまだまだであるということを改めて実感しました。これからも岡山で学んだことを糧とし、日々精進していきたいと思います。また皆様と稽古できます日を楽しみにしています。ありがとうございました。

2年生 金野 弘佑
今回の合同稽古では、去年の反省を踏まえ、しっかりと体調を整えて臨むことが出来ました。一年生の時と比べると、技への習熟度が上がったためか、内田先生の技の凄さがより理解出来ました。
二日目の合同稽古ではたくさんの人と稽古する事で、自分の技の研究が進みました。最後の座り技呼吸法で相手になかなか技がかからなくて悔しかったのですが、「素直に技をかけること、かけられること」に気をつけて、技を研究しました。最後の直会では鳥大の方とは何人かと交流出来たのですが、徳大の方とは話せませんでした。鳥大と徳大は割と交流があるそうで、茨大もほかの大学との交流が欲しいなと思いました。

1年生 佐久間志保
夏に引き続き、再び岡山での稽古に参加させていただきました。今回は2人取りなど初めてやる技も多く、夏に比べ多くの人、技に出会うことができました。また、一度習って型は覚えた技であっても、改めてその難しさを実感しました。言われたとおりにやってみようと試みるものの、身体の使い方が分からずうまくいかない事がほとんどでした。相変わらずわからない事ばかりですが、遊び稽古の際に内田先生に身体のどこを使って技をかけているのかお尋ねすると、先生は「全身」と答えてくださいました。私はそれまで体のごく一部しか使っていなかったことを改めて実感しました。実際にできるかどうかは別として私の中では一つの収穫でした。
今回、茨城から一年は私のみで不安もありましたが、組んでくださった皆様が未熟な私にも丁寧に教えてくださったため難しいながらも楽しく稽古できました。内田先生をはじめ、お世話になりました皆様に感謝申し上げます。ありがとうこざいました。


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