練習上の心得
1、本武術は一撃ことごとく敵の死命を制するものなるをもって、練習に際しては指導者の教示を守り、  いたずらに力を競うべからず。

2、本武術は一をもって万に当たるの術なれば、常に前方のみならず四方、八方の敵に対せる心がけをもって絶えず緊張しつつ錬磨するを要す。

3、練習は常に愉快に実施するを要す。

4、指導者の教導はわずかにその一端を教うる過ぎず、このが活用の妙は自己の不断の練習によりはじめて体得し得るものとす。
  いたずらに多くの技を望まず一つ一つ自己のものとなすを要す。

5、日々の練習に際してはまず体の変更より始まり、逐次強度を高め身体に無理を生せしめざるを要す。または練習の初期は1回約10分を限度とする。しかるときはいかなる老人といえども身体に故障を生じることなく愉快に練習を続け鍛錬の目的を達することを得べし。

6、本武術は大和魂を鍛錬し誠の日本人を作ることを目的とし、技はことごとく秘伝なるをもっていたずらに他人に公開して流儀の秘法を暴露しあるいは市井無頼のいたずらの悪用を避けるべし。


 日々のわざの 稽古に心せよ 一を以て 万に当たるぞ 武夫の道
 日々に 鍛えて磨き また濁り 雄叫びせんと 八力大王




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