帰ってきた技考 301〜      1〜 101〜 201〜

12/14
技考301(一日一考)。
小手返しの話22。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。座る形をやらないことはありません。
12/15
技考302(一日一考)。
小手返しの話23。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
12/16
技考303(一日一考)。
小手返しの話24。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「本部(東京)は、何でも変えてしまう。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
齋藤先生は、「岩間の茨城道場は、大先生の道場。だから、大先生の教え通りにやる」と仰って、実践していました。
12/17
技考304(一日一考)。
小手返しの話25。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「本部(東京)は、何でも変えてしまう。」
「大先生スタイルの方が、受けは逃げにくい。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
逃げにくい理由についても仰っていましたが、ここは冊子『武道』っぽく、「詳細は口述す」としておきます。
12/18
技考305(一日一考)。
小手返しの話26。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「受けの肩は、畳に付ける。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
受けの腕は、畳に付けます。二教や三教の教えも同じです。受けの硬さもありますが、肩が畳から離れないようにします。
12/19
技考306(一日一考)。
小手返しの話27。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「受けの腕は、垂直に立てる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
受けの腕は、畳に付けて垂直に立てるようにします。受けの腕の硬さもありますが、垂直に立てるようにします。
12/20
技考307(一日一考)。
小手返しの話28。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「受けの腕を、ゆっくり静かに、受けの頭の方に倒していく。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
受けの腕は、畳に付けて垂直に立てるようにします。受けの腕の硬さもありますが、垂直に立てるようにします。
そして、動けなくしてから、ゆっくり受けの腕を、受けの頭の方へ倒していきます。
これにより、受けの肩甲骨の稼動域を広げて、受けの身体を整える効果があります。
12/21
技考308(一日一考)。
小手返しの話29。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「受けの腕を、ゆっくり静かに、受けの頭の方に倒していく。」
「仕手はお尻を踵に付けたままで行う。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
受けの腕は、畳に付けて垂直に立てるようにします。受けの腕の硬さもありますが、垂直に立てるようにします。
そして、動けなくしてから、ゆっくり受けの腕を、受けの頭の方へ倒していきます。
このとき、仕手のお尻が踵から離れないように。正座、跪坐により腰が安定します。また、踵に付けたままの前傾は、仕手の股関節の稼動域を広げる効果もあります。
12/22
技考309(一日一考)。
小手返しの話30。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「受けの手首を掴むのが、大先生スタイル。」
「受けの腕を、ゆっくり静かに、受けの頭の方に倒していく。」
齋藤先生の御言葉です。
「柔らかいからと言って、遊んで、どんどん倒さないように。」
内田先生の言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
小手返しの抑えは、受けの腕を仕手の腕で挟む、二教の抑えの形をとりません。
手首(脈部)を取ります。それが大先生の形です。
受けの腕は、畳に付けて垂直に立てるようにします。受けの腕の硬さもありますが、垂直に立てるようにします。
そして、動けなくしてから、ゆっくり受けの腕を、受けの頭の方へ倒していきます。
これにより、受けの肩甲骨の稼動域を広げて、受けの身体を整える効果があります。
若者は身体が柔らかく、どこまでも腕が倒れる人がいます。それを面白がって、どんどん倒すことは誤りです。
まだ身体ができてない、作られる途中の段階で、必要以上の稼動域を広げる行為は、内部で骨や筋肉の余計な軋轢を与えて、成人後、逆に稼動域が縮まるおそれがあります。
楽しく、愉快に、怪我なく稽古をしましょう。
12/23
技考310(一日一考)。
小手返しの話31。
「小手返しの抑え固めは、座る形が基本。」
「両手を離しても、抑えられる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しをかけて、受けを倒し、受けの肘を抑えつつ、手足の別々同時移動で、受けをうつ伏せにします。そこから抑えに入ります。
立って抑える形もありますが、基本は座って抑えます。
受けの肩を畳に付けて、垂直に立てれば、腹で抑えることができます。両手を離して、ポイントを教えてくれました。
12/24
技考311(一日一考)。
小手返しの話32。
「小手返しは、概ね90度に開いて、前下に取る。」
「自分の手で、受けの手が見えないように、重ねる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しを投げる前のポイントを思い出したので、加筆。
開いたときに、上から見て、手と手が重なるような形は、きちんと自分と受けの手が前下にあります。
自分の前下の分、受けの体は崩れます。
「手を掴んで、体だけ開くのは、ダメだ。受けが崩れていない。手が重なるのが、良い形だ。」
こう仰って、ダメな形を見せてくれました。
12/25
技考312(一日一考)。
小手返しの話33。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
「座って抑えたから、次は立って抑える。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
岩間の稽古は、一時間同じ技をやることが多かったです。即ち、小手返しなら小手返し各種、四方投げなら四方投げ各種、横面打ちなら横面打ち各種、後ろ襟取りなら後ろ襟取り各種というように。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
12/26
技考313(一日一考)。
小手返しの話34。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
「受けの手を掴んだ形は変えない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
座って抑える形は、手首を取りますが、立って抑える形は、小手返しをかけた手はそのままです。
握り変えたりしません。しっかりと上から、受けの親指第二関節から手前から掴み、仕手の親指は受けの小指の付け根を抑えた形のまま、一切変えることなく抑えます。
12/27
技考314(一日一考)。
小手返しの話35。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
「受けの肩を付けて。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
座って抑える形は、手首を取りますが、立って抑える形は、小手返しをかけた手はそのままです。
座り技と同じく、受けの腕を立てて、畳に肩を付けるようにします。
隙なく、行うようにするのが、技です。
12/28
技考315(一日一考)。
小手返しの話36。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
「受けの体と並ぶように。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
小手返しをかけて、受けを倒した後、小手返しの手と肘を持って、移動することで、受けをうつ伏せにします。
その際、相手と並ぶように。
仕手の肩、膝を止めて、足を運び、体を移動すると、最小の動きになり、より鋭角的に受けの肩が落ちます。
12/29
技考316(一日一考)。
小手返しの話37。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
「膝で、受けの手を、受けの頭の方へ押す。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
座って抑える形は、手首を取りますが、立って抑える形は、小手返しをかけた手はそのままです。
受けの肩をしっかりと畳に付けて、仕手の膝で、受けの頭の方へ傾けていきます。
手首だけ極めてはだめです。受けの肩甲骨の稼動域を広げて、血流を良くするように。
12/30
技考317(一日一考)。
小手返しの話38。
「小手返しの抑えは、基本は座って抑えるが、立って抑えることもできる。」
齋藤先生の御言葉です。
「膝で押す形は、体を垂直に沈めて、股関節を広げる形。」
内田先生の言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
齋藤先生は、まず小手返しの抑えを座って抑えた形をしてから、立って抑える形を指導されていました。
仕手の膝で受けの腕を押す形は、体が傾く形になりやすいです。
正中をキープしたまま、垂直に腰を落とせば、自然に足が広がり、膝で受けの腕を押す形になります。
正中を保つのが大切です。
12/31
技考318(一日一考)。
小手返しの話39。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
小手返しの取るポイントは決まっており、その中で取りやすい形から、技を行っていきます。
交差取り小手返しは、上から掴んで、そのままポイントもずれませんので、基本の形になります。小手返しの初めにやる形は、交差取りです。
1/1
技考319(一日一考)。
岩間の思い出話6。
「今日だけは、内弟子もお客様。」
齋藤先生の言葉です。
岩間は元旦も稽古があります。ちなみに大晦日にも普通の夜稽古、年越し稽古があります。
愛宕神社まで、駆けていって、初詣の客が並ぶ脇で、素振りをした思い出があります。
そして、9時から初稽古。
「おめでとうございます。」と、年頭挨拶を述べ、いつもどおり体の変更からの稽古を行いました。30分程で稽古を納め、門下生は一度帰ってから、正装で先生に年始の挨拶を行って、先生の自宅で新年会を始めます。
このときだけは、先生たち家族がお酒をつぎにまいり、たくさんの料理を振る舞ってくれました。
内弟子も正座して、先生からのお酒を受けてました。
岩間道場は、先生を中心として、成り立っています。
1/2
技考320(一日一考)。
小手返しの話40。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
「ガッと取る。」
よく仰ってました。
1/3
技考321(一日一考)。
小手返しの話41。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「そのままでは取れない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
「体を開くだけでは、受けの手は外れない。」
受けに掴まれた手が固定されたままでは、仕手の体は開いた分、よれる形になります。
「ガッと取るんだ。」
よく仰ってました。取るのは一瞬です。
1/4
技考322(一日一考)。
小手返しの話42。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「受けの手は前下。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
ガッと取って、体を開いて、受けの手を前下に持っていきます。
腰は立てて、下に落とそうとして、腰が曲がって、前傾にならないように。
1/5
技考323(一日一考)。
小手返しの話43。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「同時に体を開いて、取る。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
ガッと取って、体を開いて、受けの手を前下に持っていきます。
手を先に取るのではありません。体が開いてもよれるだけです。
同時に動いて受けの掴みから脱出して、ガッと取ります。
掴みと後ろ足が進んで開くのは、同時です。
1/6
技考324(一日一考)。
小手返しの話44。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「爪先を合わせる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
ガッと取って、体を開いて、受けの手を前下に持っていきます。
後足を進めて、置くところは爪先と爪先が合うように。
一教裏と同じです。ぶつからないで開くことで、受けの掴みから脱出を取りやすくします。
基本は、ぶつからない、無理のない形を型として学び、それをどこでもいつでも使えるようにすることを徹底します。
基本を外れたら、外道になります。岩間の技は、型がある、正道です。正道のまま行くべきです。
1/7
技考325(一日一考)。
小手返しの話45。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「手は下に持っていく。螺旋に動いて取る。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
ガッと取って、体を開いて、受けの手を前下に持っていきます。
体も開き、手も外旋しながら、下方向に腕を伸ばして、受けの掴みから脱出します。
螺旋はただの円運動ではありません。円運動は元に戻るものですが、進行方向があり、戻らない運動です。
1/8
技考326(一日一考)。
小手返しの話46。
「小手返しの手は上から掴む。」
「交差取りは、基本の形。」
「ガッと取る。」
「当て身はしない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ、交差取りから脱出しなければなりません。
ガッと取って、体を開いて、受けの手を前下に持っていきます。
受けの掴みから脱出して、前下にある手はそのままです。
当て身はしません。前に書きましたが、一動作に当身が入ればよいのですが、脱出してからの当身はニ動作になります。
「当身をしている暇があれば、小手返しをかけろ。」
当て身の区別をしなければなりません。
1/9
技考327(一日一考)。
小手返しの話47。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
素直に掴めば、小手返しの取り方になります。
1/10
技考328(一日一考)。
小手返しの話48。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
「交差取りは、ガッと取る」と仰ってましたが、「胸取りは、パッと取る」と仰ってました。
掴んでからの捌きと、掴みかかる動きに合わせた捌きは、もちろん違うのでしょう。
言葉でも違いを表して、指導されてました。
1/11
技考329(一日一考)。
小手返しの話49。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
「目の前に虫がブンブン飛んでいるのを、パッと掴む感じで。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
「目の前に虫がブンブン飛んでいる。うざったいだろう。それをパッと取るんだ。」
蝿か虻か、どんな虫かは明示してませんが、このような表現で、胸取りの感覚を伝えていたこともありました。
あくまでも自然で、軽く、予備動作無しで。
素直に取ることです。
1/12
技考330(一日一考)。
小手返しの話50。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
「基本は変わらない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
前下。
概ね90度(足の開き、進み、受けの肘も手首も手のひらも)。
手足別々同時進行。
抑えのポイント。
何も変わりません。
岩間には基本があります。確固たる型があります。
だから、型に徹底して深めるよう稽古します。
1/13
技考331(一日一考)。
小手返しの話51。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
「当身をするかしないかは、自由。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
交差取りと違い、開くときに、手が空いていれば、開いて側面に当て身する手と、受けを打つ当て身は一動作で、両方できます。
ただし、どちらか一方にすること。
開き打った後の当身は一動作でなく、ニ動作になるため、技ではありません。技は速くが、第一に考えるものです。
1/14
技考332(一日一考)。
小手返しの話52。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
「開いたときの側面への当て身は高くしない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
交差取りと違い、開くときに、手が空いていれば、開いて側面に当て身する手と、受けを打つ当て身は一動作で、両方できます。
ただし、どちらか一方にすること。
合氣道は一対多。側面への当て身は、周りの敵への牽制、攻撃になります。
ですから、側面への当身に必死になりすぎて、流れ過ぎたりするのは禁物です。
敵の腹を狙うのは、身体の部位で一番避けるのが難しいところだからです。
ですので、型は高くする必要はありません。
1/15
技考333(一日一考)。
小手返しの話53。
「胸取りの小手返しは、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「パッと取る。」
「受けへの当て身は顔面。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが仕手の胸を取りにいきます。その手を掴み、開き、小手返しをするのが、胸取り小手返しです。
受けは、仕手の道衣を掴もうとするので、手の甲が上の、横拳にはなりません。
受けの手は、必ず縦になります。
そこをパッと掴んで、開きます。
交差取りと違い、開くときに、手が空いていれば、開いて側面に当て身する手と、受けを打つ当て身は一動作で、両方できます。
ただし、どちらか一方にすること。
顔には弱点がたくさんあります。正面打ち一教も弱点を狙われるから、受けの手が防御のために上げるのを誘います。
小手返しは、腕を前下に置くため、受けの体はおじぎして、頭が下がります。
そこを当身します。
当て身のポイントは、こめかみです。
当然、受けは手を開いて、当身を防御します。
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技考334(一日一考)。
小手返しの話54。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
小手返しは、受けの手が縦の状態で掴むのが、基本です。
交差取り小手返し、胸取り小手返し、片手取り小手返し上段が基本になると仰ってました。
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技考335(一日一考)。
小手返しの話55。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
効率よく行うのが技です。効率悪いことは、除外します。
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技考336(一日一考)。
小手返しの話56。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
しかし、ただ腕を上げるだけでは、外れません。
剣の振りかぶり=呼吸法を用いることで、外れます。
もちろん、指を開いて、指先に氣を入れること。橈屈=剣の振りかぶりを行います。
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技考337(一日一考)。
小手返しの話57。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
「上げれば、いつか取れる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
指を開いて、指先に氣を入れて、橈屈=剣の振りかぶりを行って、上げていきます。
受けとの背の高さの違いはありますが、それが障害になることはありません。
振りかぶりは、仕手の頭に近づくものだからです。
「上げれば、いつか取れる」の言葉は、ただどこまでも高く上げるのではなく、型として、形と順序を間違えなければ、掴みは外れるという意味です。
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技考338(一日一考)。
小手返しの話58。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
「いじわる、抵抗されたときは、腹に力を入れて。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
指を開いて、指先に氣を入れて、橈屈=剣の振りかぶりを行って、上げていきます。
いじわると言う名の悪しき伝統で、あげようとしないよう抵抗されたときは、腹に力を入れつつ進めば、手は上がります。
暴力を暴力で返すことではないです。
いじわるは、技で返せます。
これは、基本の捌きではありません。
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技考339(一日一考)。
小手返しの話59。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
「手が外れたら、すぐに受けの手を取り、下ろす。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
指を開いて、指先に氣を入れて、橈屈=剣の振りかぶりを行って、上げていきます。
「手を握られているということは、受けから大切な武器を預っているんだ。だから、外したときに、受けの手は自由になり、当身をされてしまう。手を外したら、すぐに取るんだ。」
こう説明してくれました。
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技考340(一日一考)。
小手返しの話60。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
「手が外れたら、すぐに取って、下ろしつつ開く。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
指を開いて、指先に氣を入れて、橈屈=剣の振りかぶりを行って、上げていきます。
小手返しの前下は、受けの体を押し下げるものではありません。
腕だけでやるものでもありません。
「小手返しは、開くんだ。」
こう仰って、その場で行うことを戒めていました。
開きながら、下ろしていくから、受けの身体もお辞儀するような形になります。
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技考341(一日一考)。
小手返しの話61。
「片手取りの小手返し上段は、基本の形。」
「受けの手は、縦になる。」
「必ず、両手で行う。掴まれてない片手を下に入れて、上げること。」
「掴まれた手を開き、上げながら、呼吸法で親指を内に向ける。」
「すぐに取って、開きながら、下ろす。」
「受けの顔面に当て身をするかしないかは、自由。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は両手で上げて、手を離させてからの小手返しです。
片手で行うことを、戒めていました。
指を開いて、指先に氣を入れて、橈屈=剣の振りかぶりを行って、上げていきます。
受けの手を取って、開いたときに、受けに当身をするか、側面へ牽制の当身をするかは、仕手の判断で、自由です。
仕手の片方の手は空いてますので、胸取りと同じになります。
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技考342(一日一考)。
小手返しの話62。
「片手取りの小手返し下段は、当身をしない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を上から、受けの手首に当てつつ、掴まれた手を回内させつつ開いて、脱出してからの小手返しです。
上段は手を下に差し入れて、上に上げるもので、下段は上から手を差し込むものです。
掴まれて、邪魔だからといって、当身をするものではありません。
当身をして、痛くてはずさせるものではありません。
下段という形で、手を外すのが技です。
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技考343(一日一考)。
小手返しの話63。
「片手取りの小手返し下段は、当身をしない。」
「体の開きと同時に手を動かす。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を上から、受けの手首に当てつつ、掴まれた手を回内させつつ開いて、脱出してからの小手返しです。
上段は手を下に差し入れて、上に上げるもので、下段は上から手を差し込むものです。
「手を上から当てても、受けがしっかりと掴んでいるときは、取れない。体の開きと同時やると取れる。」
強引な技は必ず無理があります。手足の別々同時の捌きだから、脱出できます。
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技考344(一日一考)。
小手返しの話64。
「片手取りの小手返し下段は、当身をしない。」
「外れたら、すぐに取る。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を上から、受けの手首に当てつつ、掴まれた手を回内させつつ開いて、脱出してからの小手返しです。
「武道家は用心する。だから、隙なく行わないといけない。」
「掴んだ手が外れたら、敵はすぐに突いてくる。だから、すぐに取るんだ。」
上段と同じ様に、気をつけるところは一緒です。氣を抜いてはいけません。
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技考345(一日一考)。
小手返しの話65。
「片手取りの小手返し下段は、当身をしない。」
「手首の形状を考えて行う。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を上から、受けの手首に当てつつ、掴まれた手を回内させつつ開いて、脱出してからの小手返しです。
「手首は横が広い。縦にすると狭い。回して狭くするようにすると取れる。」
交差取りも一緒です。そのまま掴みやすい状態で行う理由はありますせん。
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技考346(一日一考)。
小手返しの話66。
「片手取りの小手返しは、両手を顔に近づけるものもある。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
この小手返しはポイントがたくさんあります。ご理解ください。
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技考347(一日一考)。
小手返しの話67。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
「この技は体捌きと同時に、両手を顔に近づける。下に当てた手は、捌いて掴む。」
捌いて脱出したら、小手返しにいくのですから、掴まれてない手は受けの手に当てていたほうがよいです。
1/30
技考348(一日一考)。
小手返しの話68。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「親指に親指を重ねて。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
ただ受けの拳の下に手を当てるのではありません。
受けの手への掴みが甘くなってしまいます。
親指を一直線に重ねるようにするとうまくいきます。
1/31
技考349(一日一考)。
小手返しの話69。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「親指に親指を重ねて。」
「小手返しなのだから、小手返しとして掴む。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
親指を一直線に重ねるようにするとうまくいきます。
小手返しは前に説明した通り、受けの小指の付け根に仕手の親指を当てて、残る四指は親指の第二関節から手首にかけて取ります。ただ握ればよいのではありません。そこをよく注意していました。
2/1
技考350(一日一考)。
岩間の思い出話8。
「怪我と弁当は自分持ち。」
稽古中、齋藤先生が笑いながら、仰っていたお言葉です。
怪我しても、何も良いことはありません。看取り稽古もありますし、片手でも稽古する技はありますが、全体を細かく使う合氣道は怪我が回復するまでは、良い稽古は難しくなります。
例えば武器技組太刀で間合いが狭くて、互いの不注意で怪我しそうになったとき、このように仰って、場の緊張をほぐしていました。
怪我は自己責任だから、一方的に怪我した方が悪いということでは決してありません。
2/2
技考351(一日一考)。
小手返しの話70。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「親指に親指を重ねて。」
「お茶碗を持つように。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
ただ受けの拳の下に手を当てるのではありません。
手を交差して、親指を一直線に重ねた形で、お茶碗を持つようにと、大先生の口伝を残していました。
日常の作法は、そうお茶碗は持たないのですが、普段使わない、意識しない非日常の動きを努めるのが稽古です。
2/3
技考352(一日一考)。
小手返しの話71。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「親指に親指を重ねて。」
「お茶碗を持つように。」
「そして、飲むように。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
ただ受けの拳の下に手を当てるのではありません。
手を交差して、親指を一直線に重ねた形で、お茶碗を持つようにして飲むようにと、大先生の口伝を残していました。
この動きが手のひらを顔に持っていく動きになります。
2/4
技考353(一日一考)。
小手返しの話72。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「親指に親指を重ねて。」
「お茶碗を持つように。」
「手鏡を取って、顔を見るように。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
ただ受けの拳の下に手を当てるのではありません。
手を交差して、親指を一直線に重ねた形で、お茶碗を持つようにして飲むようにと、大先生の口伝を残していました。
お茶碗は知っている人は少ないと思いますが、複数年習い、また勉強していますと、時代により伝え方、ポイントも変わってきます。
他にも、手鏡を見るようにと教えてくれました。この方が、知っている人も多いかと思います。
2/5
技考354(一日一考)。
小手返しの話73。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「手鏡を取って、顔を見るように。」
「鏡なのだから、歪まない。指先伸ばして、手を開いたままにする。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
ただ受けの拳の下に手を当てるのではありません。
手を交差して、親指を一直線に重ねた形で、お茶碗を持つようにして飲むようにと、大先生の口伝を残していました。
「歪んだ鏡は使えないし、要らないから捨てる。」
鏡はまっすぐだから、そのまま写し、役立ちます。
手も小指薬指が曲がることなく、手のひら開いた状態になるよう指導していました。
2/6
技考355(一日一考)。
小手返しの話74。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「肘をそのまま曲げる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
掴まれた手を自分の顔に上げていく時に、横に突き出したりして、楕円の軌道にはなるのはいけません。
余計な距離は、余計な時間を生みます。無駄です。
肘を曲げ、そのまま掴まれた手を上に持っていきます。
2/7
技考356(一日一考)。
小手返しの話75。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。開き過ぎは、次の運足にいけません。
2/8
技考357(一日一考)。
小手返しの話76。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「手と足は同時に動く。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。開き過ぎは、次の運足にいけません。
手と足の動きを一つずつやってはいけません。二動作になります。手を自分の顔に持っていくのと、足の開きを別々同時に行います。
動きもスムーズになり、速い技になります。
2/9
技考358(一日一考)。
小手返しの話77。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に残る前足を進める。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、まず後足が動きます。体の変更ではありません。90度に開きます。
次に、前足を横、受けの体と平行に移動します。
小手返しの基本と同じです。受けの体の後ろに差し込むことも、開くことしません。
2/10
技考359(一日一考)。
小手返しの話78。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
こねくり回して取るのでは、技とは言えません。
岩間武産は、大先生が岩間で完成された合氣道の技術です。
2/11
技考360(一日一考)。
小手返しの話79。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「手首の狭い、広いを考えて。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
こねくり回して取るのでは、技とは言えません。
前にも、交差取りで書いたと思いますが、手首は細い部分と広い部分があります。
受けの掴みは、手首が異常に太くなければ、広いほうが橈骨と尺骨にかかって、脱出しにくいです。運足による体の移動で、手も動き、手首の細い部分で、受けの掴みから脱出できます。
2/12
技考361(一日一考)。
小手返しの話80。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「ずっと手鏡を見るように。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
こねくり回して取るのでは、技とは言えません。
顔を手に近づけずに、手を顔に近づけて、手鏡を見る形になります。
運足で体も手も移動しますが、顔も一緒に移動します。
そこから、さらに手が移動して受けの掴みから脱出します。
2/13
技考362(一日一考)。
小手返しの話81。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。仕手の掴まれたままでの体の移動で、受けが掴んだ手が受けの肩より後ろに行くから、受けの腹が出て、受けの膝が曲がり、受けの体が崩れます。
そこに小手返しをきめます。
2/14
技考363(一日一考)。
小手返しの話82。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
「下から取った手の親指が、受けの小指と薬指の付け根の間を上から押す。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。仕手の掴まれたままでの体の移動で、受けが掴んだ手が受けの肩より後ろに行くから、受けの腹が出て、受けの膝が曲がり、受けの体が崩れます。
そこから、すぐに手を上から重ねて、小手返しに行ってはいけません。
受けの小指と薬指の付け根は、Vの字になって凹んでいます。
そこを仕手は親指で抑えますが、橈骨を出すことによって、親指が前に出て、付け根を押します。
すると、より受けの手のひらが折れて、受けの手の甲が上になっていきます。
そこに小手返しをきめます。
2/15
技考364(一日一考)。
小手返しの話83。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
「下から取った手の親指が、受けの小指と薬指の付け根の間を上から押す。」
「受けの4本指に、仕手の4本指を重ねる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
まだ、この時は手の位置が上がっても、受けの掴みから脱出してません。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。仕手の掴まれたままでの体の移動で、受けが掴んだ手が受けの肩より後ろに行くから、受けの腹が出て、受けの膝が曲がり、受けの体が崩れます。
受けの小指と薬指の付け根、橈骨を出すことによって、親指が前に出て、付け根を押します。
すると、より受けの手のひらが折れて、受けの手の甲が上になっていきます。
4本指も受けの顔の方でなく、後方に行きます。
4本指を交差することは、大先生の教えではありません。必ず重ねるように指導されてました。
小手返しのポイントは、変わりません。
2/16
技考365(一日一考)。
岩間の思い出話9。
「ここ(喉)までじゃない。ここ(頭上)まで食うんだ。」
皆で食事中、齋藤先生が笑いながら、仰っていたお言葉です。
海外講習会などで、先生に食べきれないほどの馳走が振る舞われます。
先生は、それほど多くは食べませんでしたが、その分弟子が食べることになります。
弟子がお腹いっぱいで、もう食べられませんと言うと、手のひらを水平にして、喉まで持っていき止め、その後、頭から30センチほど上まで持っていきながら、上記の言葉を仰ってました。
「食うのも稽古だ。」
この言葉を続けて、食事をすすめていました。
食べることで、丈夫な体を作る意味もあるのでしょう。でも、頭の上は、体から離れています。これは、容積(体)以上の物を取り込むことになるのでは?
しかし、これも、稽古です!限界をこえます。
2/17
技考366(一日一考)。
小手返しの話84。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
「受けの腕は、肘が90度、手首も90度、四指に四指を重ねられ、指は折り込まれる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。
4本指に4本指を重ねて、小手返しを決めます。
受けの手は、受けの頭に行かず、そのまま後方へ運ばれます。90度のポイントは変わりません。
2/18
技考367(一日一考)。
小手返しの話85。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
「受けの腕は、肘が90度、手首も90度、四指に四指を重ねられ、指は折り込まれる。」
「真下に持っていく。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。
受けの手は、90度になって、受けの体の後ろにあります。
そこに仕手は4本指に、受けの4本指を重ねて、小手返しを決めます。
さらに後ろに持っていこうしません。
真下に落とします。
受けの膝が、仕手の捌きで曲がっており、真下に下ろすことにより、無防備の後頭部が垂直落下します。
2/19
技考368(一日一考)。
小手返しの話86。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「必ず両手で行う。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「体の移動で、受けの体を崩す。」
「受けの腕は、肘が90度、手首も90度、四指に四指を重ねられ、指は折り込まれる。」
「真下に持っていく。」
「四方投げではない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
足の動きは、後足が動きます。
体の変更ではありません。90度に開きます。
前足の進みと同時に、手も同方向に進むことによって、受けの掴みから脱出できます。
受けの足は居着いたままです。
受けの手は、90度になって、受けの体の後ろにあります。
そこに仕手は4本指に、受けの4本指を重ねて、小手返しを決めます。
すぐに小手返しをかけようとしたり、受けの手を後方にもっていかない、4本指を重ねないなどとポイントをおさえていないと、受けの手が受けの顔に持っていくような、中途半端な四方投げのような形になります。
「小手返しは小手返し。四方投げは四方投げ。」
区別して稽古することです。
2/20
技考369(一日一考)。
小手返しの話87。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足の反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2/21
技考370(一日一考)。
小手返しの話88。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
2/22
技考371(一日一考)。
小手返しの話89。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「上から重ねた手は、受けの肘を掴む。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
仕手の体の移動を受けに伝えるために、仕手は受けの肘を掴みます。
足の移動による体の移動、掴んだ手の移動は、同時進行です。ベクトルも一緒です。
即ち、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
2/23
技考372(一日一考)。
小手返しの話90。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「上から重ねた手は、受けの肘を掴む。」
「1、2と動く。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
仕手の体の移動を受けに伝えるために、仕手は受けの肘を掴みます。
足の移動による体の移動、掴んだ手の移動は、同時進行です。ベクトルも一緒です。
即ち、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
「1で足をクロスして、2でさらに追い越された足を進める。」と、説明していました。
技は形と順序です。こうやれば、できるというが技です。
2/24
技考373(一日一考)。
小手返しの話91。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「上から重ねた手は、受けの肘を掴む。」
「1、2と動く。」
「これ以上、動かない。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
「余計な動きは、要らねえんだ。」
こう仰って、3歩目や4歩目、また修正などしないような形を教えていました。
手間が余計にかかるものは、決して技とは言えません。
2/25
技考374(一日一考)。
小手返しの話92。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「クロスした足の膝に、受けの手を乗せる。」(←今回のポイント。)
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「上から重ねた手は、受けの肘を掴む。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
受けをうつ伏せにしますが、その後、受けの腕を逆にきめて、受けは畳をタップして、技を解きます。
「膝に、受けの手を置くと、ぶれずに、うまくきまるんだ。」
こう仰って、最後の抑えまで、しっかりときめることを教えてくれました。
2/26
技考375(一日一考)。
小手返しの話93。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「進めた足は、うつ伏せになった受けの脇の方へ、差し込むようになっている。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
受けをうつ伏せにしますが、ちゃんと足が進まないと、膝の上においた手を取り替えたりするなど、間違いが生まれます。
受けの脇あたりに差し込むように進めれば、そのまま受けの肘を逆にきめられます。
2/27
技考376(一日一考)。
小手返しの話94。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「進めた足は、うつ伏せになった受けの脇の方へ、差し込むようになっている。」
「受けの腕は、万歳するような形で。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
受けの腕は、斜め上になり、空いた脇に足を差し込む形になります。
腕を下げた形では、足を差し込むのは、できません。
2/28
技考377(一日一考)。
小手返しの話95。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「進めた足は、うつ伏せになった受けの脇の方へ、差し込むようになっている。」
「受けの腕は、万歳するような形で。」
「受けの肘の上に手をかけて、垂直に力を入れる。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
受けの腕は、斜め上になり、空いた脇に足を差し込む形になります。
受けの肘に上から手のひらをかけて、真下に力をいれていきます。
手は剣の握りのように。返し突きの握りのようには、先生は抑えていませんでした。
3/1
技考378(一日一考)。
小手返しの話96。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「前足の拇指球を動かさず、後足を90度開く。」
「次に前足を進める。手足の捌きで、掴まれた手から脱出できる。」
「受けの腕を、肩から90度、肘も90度、手首も90度、四指に仕手の四指を重ねて、真下に持っていく。」
「受けの背中が着いたら、仕手の後足はクロスして進める。」
「さらに、残った足を進めて、受けをうつ伏せにする。」
「進めた足は、うつ伏せになった受けの脇の方へ、差し込むようになっている。」
「受けの腕は、万歳するような形で。」
「受けの肘の上に手をかけて、垂直に力を入れる。」
「逆関節だから、やさしく抑えること。」
齋藤先生の御言葉です。
体術、小手返し編です。
小手返しは、様々な武道、格闘技、護身術などに広く使われます。そのなかで、もちろん合氣道でのポイントを挙げていきます。
説明してきた上段も下段も入身投げなどへの捌きが可能です。
今回は、小手返しオンリーの捌きです。
受けが掴んだ片手首を、仕手は掴まれてない手を開いて下から当て、両肘を曲げつつ上げて、体の移動で掴まれた手から脱出してからの小手返しです。抑えも変わります。
口伝のポイントをなぞらえ、前に載せた捌きをして、受けを真下、垂直落下させて、受けは背中から畳に着いて受け身します。
仕手は、足の運びで、受けをうつ伏せにします。
技には順序があります。
1.小手返しの抑えは、小手返しをかけるために進んだ足と反対の足を、進んだ足の前で交差するように進みます。
2.そして、さらに追い越された足を受けの頭の方へ進めて、受けの体をうつ伏せにします。
3.同時に、仕手は受けの肘を掴み、足の移動による体の移動で、掴んだ受けの腕が進むから、受けがうつ伏せになります。
受けの腕は、斜め上になり、空いた脇に足を差し込む形になります。
受けの肘に上から手のひらをかけて、真下に力をいれていきます。
手は剣の握りのように。返し突きの握りのようには、先生は抑えていませんでした。
合氣道の固めは、肩甲骨など、関節の駆動域を広げる動きをしますが、逆関節は、曲がりません。力を入れすぎると、関節を壊すことになります。
破壊は何も産み出しません。愛の武道が、合氣道です。
3/2
技考379(一日一考)。
小手返しの話97。
「片手取りの小手返しは、手を顔に近づけるものもある。」
「気の流れは、前足から動くものもある。」
固い稽古と気の流れでは、剛、柔、流の稽古の段階では、やり方が違います。それこそ、体の変更と、体の変更気の流れで
足の捌きが変わります。
しかし、技のポイントは、変えません。
「口伝通りにやると、うまくいく。自分勝手にやってはいけない。」
齋藤先生の述懐が、技に生きて来ないと、原初の大先生には近づけないません。
さて、小手返し編は、細かくやろうと思ったら、長く長くなりました。
しかしまだ、片手取りの小手返しの捌きすら、他にもあります。両手取り、諸手取り、肩取り、袖口取り、突き、両手取り、後技、腕を引かれたとき、いろいろいろいろあります。
大先生著武道には、「僅かにその一端を教えるに過ぎず」とあり、齋藤先生著の「合気道 剣・杖・体術の理合」にも、「合気の理合いに基づいた稽古方法の一例」とあります。
私が教わった全ての技、口伝、ポイントを書ききることはできません。長く長く長く長くなってしまいます。しかし、技は基本、元があっての、武産となります。皆さん、武産合氣道の稽古をしましょう。
次回から、一の組太刀です。さて、どれくらいになりますか。
3/3
技考380(一日一考)。
一の組太刀の話1。
「素振り、合わせと進んで、一の組太刀にいく。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
順序は、
受け太刀が剣を上げ、
打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
これから、細かく細かくやっていきます。よろしくお願いいたします。
3/4
技考381(一日一考)。
一の組太刀の話2。
「武器技、組太刀は、ちゃっちゃつとやってはだめ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
順序は、
受け太刀が剣を上げ、
打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
ちゃちゃ、パパッとやるのは、太刀筋が乱れて、良い稽古になりません。
厳禁です。
型から産まれてくるのが、武産であり、合氣道です。
3/5
技考382(一日一考)。
一の組太刀の話3。
「武器技、組太刀は、ちゃっちゃつとやってはだめ。」
「番号を、声かけてやる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
順序は、
受け太刀が剣を上げ、
打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
「番号をつけないと、打ち太刀、受け太刀のどちらが動くかがわからなくなる。」
こう仰って、番号を声かけて行うことを進めていました。
3/6
技考383(一日一考)。
一の組太刀の話4。
「武器技、組太刀は、番号を、声かけてやる。」
「番号順に行う。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れている。
次に、
2.打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
2.受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
*2の動作が2つに別れている。
最後に、
3.打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
3.受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
一の組太刀は、3つの部分から成り立っています。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
「番号をつけないと、打ち太刀、受け太刀のどちらが動くかがわからなくなる。」
こう仰って、番号を声かけて行うことを進めていました。
3/7
技考384(一日一考)。
一の組太刀の話5。
「武器技、組太刀は、番号を、声かけてやる。」
「相手にわかるように、しっかりと声をかけること。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れている。
次に、
2.打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
2.受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
*2の動作が2つに別れている。
最後に、
3.打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
3.受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
一の組太刀は、3つの部分から成り立っています。
「黙ってやって、番号をつけないでいると、打ち太刀、受け太刀のどちらが動くかがわからなくなる。」
「相手に聞こえるように、やるんだ。」
初心者でも迷わない、やるからには良質な稽古をしましょう。
3/8
技考385(一日一考)。
一の組太刀の話6。
「武器技、組太刀は、番号を、声かけてやる。」
「武器は止める。絶対に怪我させない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れている。
次に、
2.打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
2.受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
*2の動作が2つに別れている。
最後に、
3.打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
3.受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
一の組太刀は、3つの部分から成り立っています。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
「武器は危ないんだ。大怪我することもある。絶対に止めること。」
合わせ、組太刀に行く前に、しっかり大きな声で、響くように注意していました。
武器の操作ができるから、型になります。
3/9
技考386(一日一考)。
一の組太刀の話7。
「武器技、組太刀は、番号を、声かけてやる。」
「打ち太刀、受け太刀と言う。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れている。
次に、
2.打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
2.受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
*2の動作が2つに別れている。
最後に、
3.打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
3.受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
一の組太刀は、3つの部分から成り立っています。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
まず、「打ち太刀」、「受け太刀」と役割を決めて、間違ないよう、細やかに注意を払っていました。
3/10
技考387(一日一考)。
一の組太刀の話8。
「武器技、組太刀は、番号を、声かけてやる。」
「一の組太刀は、1が面白い。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
また、古武道にも似たようなものがあります。
もちろん、合氣道のポイントを上げでいきます。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れている。
次に、
2.打ち太刀が受け太刀の横面や小手を打ち、
2.受け太刀が打ち太刀の打ち込みをまっすぐ下がって受け、
*2の動作が2つに別れている。
最後に、
3.打ち太刀が5の素振りで横面を打ち、
3.受け太刀がまっすぐ下がって受けるものです。
一の組太刀は、3つの部分から成り立っています。
合氣道は、型稽古です。型なし、型崩れを是としたら、合氣道はなくなります。
「一つのなかに、2つの動きが入っている。だから、面白い。」
こう仰って、1までの稽古の楽しさを伝えてくれました。
次回からは、1までの動きを細かくポイントを上げていきます。
3/11
技考388(一日一考)。
一の組太刀の話9。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「一の組太刀は、受け太刀から動く。」
こう仰って、受け太刀の動きを説明していました。
3/12
技考389(一日一考)。
一の組太刀の話10。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「前足を出しながら。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。腕と同時に足が動きます。
3/13
技考390(一日一考)。
一の組太刀の話11。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「大上段ではない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
「受け太刀の剣が上がると同時に、打ち太刀の剣が受け太刀の胴を斬る。受け太刀が大上段に構える余裕はない。」
斬り込む意思を持って剣を上げ進みますが、その時には打ち太刀の剣が胴に来ています。
大上段の構えで、斬っていくことはできません。
3/14
技考391(一日一考)。
一の組太刀の話12。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「大上段ではない。」
「剣は背に着かない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
「受け太刀の剣が上がると同時に、打ち太刀の剣が受け太刀の胴を斬る。受け太刀が大上段に構える余裕はない。」
「剣が背に着くはずはない。」
斬り込む意思を持って剣を上げ進みますが、その時には打ち太刀の剣が胴に来ています。
一の素振りのように、剣を背に着けることは、できません。理合いある型では、ありません。
3/15
技考392(一日一考)。
一の組太刀の話13。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「膝だけ出ない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
さらに、足の接地面が動かずに、膝だけ前に行くのは誤りです。
「足が進んでいると思っているだけだ。」
型をしっかりとやることが、大切です。
3/16
技考393(一日一考)。
一の組太刀の話14。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「膝だけ出ない。」
「傾かない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
さらに、足の接地面が動かずに、膝だけ前に行くのは誤りです。
体が前のめりに傾くだけです。
少しでも傾くことは、正中を失ってしまいます。余計な力をかけてしまって、合氣を使う体を失います。
「足が進んでいると思っているだけだ。」
形通りにやるべきです。
3/17
技考394(一日一考)。
一の組太刀の話15。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「膝だけ出ない。」
「腿上げない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
勢い込んで、腿があがるのは誤りです。
体が後ろに傾くだけです。要らぬ軸、踏ん張りを作ります。
少しでも傾くことは、正中を失ってしまいます。余計な力をかけてしまって、合氣を使う体を失います。
3/18
技考395(一日一考)。
一の組太刀の話16。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「動きは、体の変更と同じ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
すっと、滑るようにそのまま足が前に進みます。
まさしく、体の変更です。
体の変更は、体が傾きません。股関節の広がり、大腿骨の移動が足に伝わります。
3/19
技考396(一日一考)。
一の組太刀の話17。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「体は、ぶれない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「受け太刀が打とうとしているんだ。だから、前足は出る。」
剣を上げるだけでは、相対する打ち太刀に斬り込む動きにはなりません。
すっと、滑るようにそのまま足が前に進みます。
まさしく、体の変更です。
体の変更は、体が傾きません。股関節の広がり、大腿骨の移動が足に伝わります。
剣は上げるだけです。
打ち込みの意識が強すぎて、体がカクンと上下してはいけません。
余計な動きです。そんな合図は不要です。
「予備動作は要らない。相手に動きを読まれてしまう。」
体の変更もカクカクしません。
3/20
技考397(一日一考)。
一の組太刀の話18。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
「振りかぶったとき、手首が内に向いているのはダメだ。斬る形ではない。」
こう仰って、ダメな形を示してくれました。
3/21
技考398(一日一考)。
一の組太刀の話19。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
そして、
「生命線に沿ったまま、握る。」
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
構えの握りから、何も変わっていません。だから、強いまま、突きにも斬りにもいけます。
生命線に沿って握れば、手の甲が常に上にあり、口伝通りになります。
3/22
技考399(一日一考)。
一の組太刀の話20。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「受け太刀が、打ち太刀を斬ろうとして、振りかぶる。」
「右足が進む。」
「半身にこだわれ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
合氣道は、半身にこだわるものです。相手に対して、斜めではなく、真横になれば、最小面で向き合えます。
もちろん、剣は臍に結んでいます。
3/23
技考400(一日一考)。
岩間の思い出話10。
「大先生の武器技と言ったら、一の組太刀。」
齋藤先生のお言葉です。
「農作業しているとふいに、大先生が太刀をもってこいと言うんだ。太刀をお渡しして、構えると、打ってこいという。」
「一の組太刀で、胴を斬り、2回連続して、打ち込むと、大先生がぱっと剣を上げるんだ。そしたら、またすぐに胴を斬って行かないといけない。」
「何回か1の組太刀を行うと、大先生が詰めてくるので、さがる。元の位置に戻ったら、またすぐに大先生が剣を上げる。こちらは、斬っていかなくてはならない。これを繰り返す。」
「大先生がここまでと言うまで、20分か40分、繰り返す。」
「一人だけしかいないから、一人で大先生の太刀を受ける。だから、疲労困憊。ヘトヘトになる。これをたくさんやった。だから、大先生の武器技と言ったら、一の組太刀。」
平成13年12月18日、齋藤先生が、最後に稽古をつけてくれたとき、マークラーソン先生に、このエンドレスな一の組太刀を行いました。
5分程度でしたが、マーク先生は、疲労困憊でした。






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