帰ってきた技考 401〜      1〜 101〜 201〜 301〜
3/24
技考401(一日一考)。
一の組太刀の話21。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
3/25
技考402(一日一考)。
一の組太刀の話22。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「胴を斬る。上過ぎては、ダメ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
打ち太刀の剣は、胴を斬りますが、みぞおちでは高すぎます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
3/26
技考403(一日一考)。
一の組太刀の話23。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「胴を斬る。上過ぎては、ダメ。」
「腹を斬る。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
打ち太刀の剣は、胴を斬りますが、みぞおちでは高すぎます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
剣は臍に結んでいます。みぞおちは、臍からかなり上にあります。受け太刀の剣がみぞおちまで上がるのを待つ理由はありません。
3/27
技考404(一日一考)。
一の組太刀の話24。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左足を出しながら。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「腕を伸ばしただけでは、剣は届かない。左足がでないと、胴は斬れない。」
こう仰って、足を出すことを説明してくれました。
3/28
技考405(一日一考)。
一の組太刀の話25。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左足を出しながら。」
「右足は動かさない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「腕を伸ばしただけでは、剣は届かない。左足がでないと、胴は斬れない。」
「予備動作は、次の動きを相手が察してしまう。余計な動きをしない。」
こう仰って、足を出すことを説明してくれました。
3/29
技考406(一日一考)。
一の組太刀の話26。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左足を出しながら。」
「剣はバックしない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「受け太刀の胴を、バッと斬るんだ。だから、剣がさがり、バックすることはない。」
足だけ進んで、剣を動かさないと、剣が遅れます。さがるなんて、なおさらです。
3/30
技考407(一日一考)。
一の組太刀の話27。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左足を出しながら。」
「手を動かす。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「受け太刀の胴を、バッと斬るんだ。だから、剣がさがり、バックすることはない。」
足だけ進んで、剣を動かさないと、剣が遅れます。さがるなんて、なおさらです。
剣を動かすには、剣を握る腕を動かします。
3/31
技考408(一日一考)。
一の組太刀の話28。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左手、左足を出しながら。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「受け太刀の胴を、バッと斬るんだ。だから、剣がさがり、バックすることはない。」
左足、左手が進んで、剣を動かさないと、剣が遅れます。さがるなんて、なおさらです。
左足が左に進み、左手が左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、バックの形になりません。
4/1
技考409(一日一考)。
一の組太刀の話29。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左手、左足を出しながら。」
「チクチク突く形ではない。斬る形だ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「受け太刀の胴を、バッと斬るんだ。だから、剣がさがり、バックすることはない。」
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、バックの形になりません。
斬るのが形です。構えた形のまま突きだすのではありません。
しっかりと手と足の操作をしましょう。
4/2
技考410(一日一考)。
一の組太刀の話30。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左手、左足を出しながら。」
「チクチク突く形ではない。水平。斬る形だ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
「受け太刀の胴を、バッと斬るんだ。だから、剣がさがり、バックすることはない。」
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、バックの形になりません。
斬るのが形です。構えた形のまま突きだすのではありません。
しっかりと手と足の操作をしましょう。
刃も水平にならないと、胴を切断できません。
4/3
技考411(一日一考)。
一の組太刀の話31。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左手、左足を出しながら。」
「水平に、斬る形だ。」
「体は流れない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
しかし、左足が進んでも、体も頭も傾いてはいけません。まっすぐ垂直の正中は、構えも、斬る形も保たれたままです。
4/4
技考412(一日一考)。
一の組太刀の話32。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「左手、左足を出しながら。」
「水平に、斬る形だ。」
「体は流れない。」
「膝だけ、曲がらない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
しかし、左足が進んでも、体も頭も傾いてはいけません。まっすぐ垂直の正中は、構えも、斬る形も保たれたままです。
着地時に、膝だけ曲がりすぎて、左に加重されていては、50対50のバランスが失われて、正中が消えてしまいます。
4/5
技考413(一日一考)。
一の組太刀の話33。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬った剣は、バックしない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
水平に、受け太刀の胴を斬った後、剣を上げます。その際に、打ち太刀自身の方へ、肘を曲げると、剣はバックします。
「斬り上げるんだ。受け太刀から、離れるのダメ。」
こう仰って、バックするのを戒めていました。
4/6
技考414(一日一考)。
一の組太刀の話34。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬った剣は、バックしない。」
「剣の握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
「構えから、握りは変わらずに、斬り上げるんだ。受け太刀から、離れるのダメ。」
構えは、即、打ち、斬り、突くことができます。
握りは、手の甲が上になるのが鉄則です。即ち、生命線に沿って、縦に挟む形です。指の第一関節から曲げて握る、丁度鉄棒に掴まる横の形には、なりません。
斬り上げた、握りの形は、横にならず、変えません。
4/7
技考415(一日一考)。
一の組太刀の話35。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬った剣は、バックしない。」
「剣の握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
「左肘が、左に行くように。」
内田先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
「構えから、握りは変わらずに、斬り上げるんだ。受け太刀から、離れるのダメ。」
斬り上げた、握りの形は、横にならず、変えません。
握りを変えずに、上げるにはどうすればよいか。
まず、左へと、左足、左手、掴んだままの右手、正中を保ったままの体が移動します。
さらに、左肘が左に行きながら、剣を上に上げていけば、右肘が曲がりつつ、握りは変わらずに、剣はバックしないで上がって行きます。
口伝、型を、一切変えないのが、修行です。
4/8
技考416(一日一考)。
一の組太刀の話36。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬った剣は、バックしない。」
「剣の握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
「水平、垂直に。」
内田先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
斬り上げでも、剣はバックしません。
「構えから、握りは変わらずに、斬り上げるんだ。受け太刀から、離れるのダメ。」
斬り上げた、握りの形は、横にならず、変えません。
握りを変えずに、上げるにはどうすればよいか。
まず、左へと、左足、左手、掴んだままの右手、正中を保ったままの体が移動します。
さらに、左肘が左に行きながら、剣を上に上げていけば、右肘が曲がりつつ、握りは変わらずに、剣はバックしないで上がって行きます。
したがって、剣は水平、垂直の軌道になります。
「円運動は、直線より遅い。」
齋藤先生のお言葉です。水平垂直は、武道の理にかなってます。
4/9
技考417(一日一考)。
一の組太刀の話37。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬った剣は、バックしない。」
「剣の握りは、変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
「水平、垂直に。」
「受け太刀が、逃げ遅れたら、垂直の斬り上げは、受け太刀の腹の皮を斬る。」
内田先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、斬ります。
左足が左に進み、左手も左に進み、同時に右手もそのまま進むから、剣は止まらず、剣が後ろに行く、バックの形になりません。
斬り上げでも、剣はバックしません。
「構えから、握りは変わらずに、斬り上げるんだ。受け太刀から、離れるのダメ。」
斬り上げた、握りの形は、横にならず、変えません。
握りを変えずに、上げるにはどうすればよいか。
まず、左へと、左足、左手、掴んだままの右手、正中を保ったままの体が移動します。
さらに、左肘が左に行きながら、剣を上に上げていけば、右肘が曲がりつつ、握りは変わらずに、剣はバックしないで上がって行きます。
したがって、剣は水平、垂直の軌道になります。
「円運動は、直線より遅い。」
齋藤先生のお言葉です。水平垂直は、武道の理にかなってます。
胴斬りに、受け太刀が一瞬さがるのが遅れた場合、皮でも下から斬れれば、斬られたところから、内臓が下へと落ちて、体から放出されます。出血多量で、死ぬかもしれません。
だから、
「真の武道家は、皮さえも惜しむ。」
大先生の教えにかないます。
4/10
技考418(一日一考)。
一の組太刀の話38。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
額や顔の前ではありません。
4/11
技考419(一日一考)。
一の組太刀の話39。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
受け太刀は、打ち太刀の剣を下がって避けます。打ち太刀は、次の攻撃へと、受け太刀を眼に写さないといけません。
右手より右で、受け太刀を見てはいけません。
「手の間から見るんだ。」
よく注意されていました。
4/12
技考420(一日一考)。
一の組太刀の話40。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
「首を縮めない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
首を縮めると、目線が下になります。受け太刀をとらえることができません。
4/13
技考421(一日一考)。
一の組太刀の話41。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
「刃は斜め下。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
手首が固いと、刃は斜め上になってしまいます。
「打ち太刀は、次に打ち込む。刃が下なら、廻剣して打ち込む動作がスムーズになる。」
それに、杖ならば、
「斜め上なら、武器は滑って、自分に降りてくる。」
こう仰って、よく注意していました。
4/14
技考422(一日一考)。
一の組太刀の話42。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
打ち太刀は、受け太刀を打ち込む形で追撃します。
突く形は、大先生=齋藤先生の型にはありません。
水平、垂直に剣が動けば、刃は受け太刀には向きません。
4/15
技考423(一日一考)。
一の組太刀の話43。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「体は、正面。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
打ち太刀は、受け太刀を打ち込む形で追撃します。
ですので、左に行くのが強すぎて、左足が着いた後、体が回転して、右肩が前に出るかたちは、受け太刀を両手の間からとらえることはできずに、打ち込みも体を回さないといけなくなります。
体は正面に置きます。
4/16
技考424(一日一考)。
一の組太刀の話44。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「斬り上げた剣は、頭の上。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
打ち太刀は、受け太刀を打ち込む形で追撃します。
ですので、刃の向きも、刃の傾きも、体も、握る手も、何も入れ換えることなく、打ち込みに行く形にしなければなりません。
握りから、そのまま水平、垂直に剣が動き、体も腕も足も準ずれば、型になります。
「型とは無味乾燥なもの。何も足さない。何も引かない。」
内田先生の言葉の通りです。
4/17
技考425(一日一考)。
一の組太刀の話45。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
「右足は寄せるだけ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
寄っていくだけだから、体に影響しません。
4/18
技考426(一日一考)。
一の組太刀の話46。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
「右足は寄せるだけ。」
「体がぶれてはダメ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
水平の斬り込みも同じですが、足の動きが体に影響してはいけません。
体は左足が着地したときに、定まっています。右足の寄せるときもぶれません。
「動きを見せることは、敵に何をするかという情報を与えること。見せないんだ。」
こう仰って、厳しく武道を教えていました。
4/19
技考427(一日一考)。
一の組太刀の話47。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
「右足は寄せるだけ。」
「左膝もぶれない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
水平の斬り込みも同じですが、足の動きが体に影響してはいけません。
左膝に新たに負荷をかけることもしません。
両足は常に50対50で、正中を保つように。
右足は寄せるだけです。
4/20
技考428(一日一考)。
一の組太刀の話48。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
「右足は寄せるだけ。」
「右足が左足を追い越すことはない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
水平の斬り込みも同じですが、足の動きが体に影響してはいけません。
体は左足が着地して、右足が寄りますが、左足を追い越すことはありません。
「右足が前に出ると、右半身になって、受け太刀を見なくなってしまう。寄せるだけだ。」
こう仰って、諌めていました。
4/21
技考429(一日一考)。
一の組太刀の話49。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「手と手の間から見る。」
「剣先は上げるだけ。受け太刀に向かない。」
「すぐに打てる形。」
「右足は寄せるだけ。」
「左半身になるか、足を並べるかは自由。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
水平の斬り込みも同じですが、足の動きが体に影響してはいけません。
体は左足が着地して、右足が寄りますが、左足を追い越すことはありません。
右足は、私が習ったときは、爪先を並べる形でした。時々、左足の後ろに付ける左半身の形も行っていました。
「どちらでもよい。」
こう仰っていました。
4/22
技考430(一日一考)。
一の組太刀の話50。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「一動作で行う。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、2番目の打ち太刀の動きを述べていきます。
受け太刀の空いたところを素早く、足を進めて、水平に斬ります。そして、垂直に斬り上げます。
斬り上げた剣は止まらず、頭の上まで上がります。
そのまま上げれば、両手の間から、受け太刀を写すことができます。
剣の斬り上げと同時に、右足が左足に寄っていきます。
細かくポイントを上げていきましたが、一動作で行います。
手足同時スタート、同時終了。しかし、別々同時で、細かく体を使い分けて、剣を操作します。
4/23
技考431(一日一考)。
一の組太刀の話51。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
4/24
技考432(一日一考)。
一の組太刀の話52。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から動く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
型が身についていない、初心者は、出した前足を下げたりしますが、齋藤先生はよく見て、諌めていました。
4/25
技考433(一日一考)。
一の組太刀の話53。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
5の合わせもそうですが、小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを教えていました。
「直線が一番速いんだ。」
ぶれずに、動きましょう。
4/26
技考434(一日一考)。
一の組太刀の話54。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
「前足を蹴って、下がらない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
しかし、その際、前足を蹴って、下がる動きは2段階の動きになります。
やってはいけません。
加圧しないと動けないという、余計な形になります。
合氣道は、惟神の道。そのままに、武道として成るのが、合氣道です。
変化にあざとさが入ると、神の御業になりません。
4/27
技考435(一日一考)。
一の組太刀の話55。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
「前足を蹴らず、後足のみで動く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
しかし、その際、前足を蹴って、下がる動きは2段階の動きになります。
後足のみが動いて、足、腰の上に立つ上体が平行移動します。
前足と後足は、接地面の圧は変えずに、股関節を広げることによって、移動が可能です。
4/28
技考436(一日一考)。
一の組太刀の話56。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
「前足は寄る。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
しかし、その際、前足を蹴って、下がる動きは2段階の動きになります。
後足のみが動いて、足、腰の上に立つ上体が平行移動します。
前足はそのままにしません。足の間隔が広くなり、剣の形になりません。体の移動に合わせて、寄ります。
4/29
技考437(一日一考)。
一の組太刀の話57。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
「前足は寄る。」
齋藤先生のお言葉です。
「体の変更の初めの動きと同じ。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
しかし、その際、前足を蹴って、下がる動きは2段階の動きになります。
前足が出る動きは、体の変更の初めの「受けと爪先を合わせる」、寄っていく動き。
後足が下がる動きは、爪先の向きは違いますが、同じく寄っていく動きです。傾かない、蹴らない動きは、まさしく体の変更です。
4/30
技考438(一日一考)。
一の組太刀の話58。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「後足から、一直線上に動く。」
「剣は下ろす。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
しかし、その際、前足を蹴って、下がる動きは2段階の動きになります。
「剣は下ろす。」
もう一度書きますが、上げた剣は下ろすのみです。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
5/1
技考439(一日一考)。
一の組太刀の話59。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「斬るのではない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
「剣は下ろす。」
もう一度書きますが、上げた剣は下ろすのみです。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
斬るという意識ではありません。
5/2
技考440(一日一考)。
一の組太刀の話60。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「斬るのではない。」
「剣は水平にならなくてよい。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
「剣は下ろす。」
もう一度書きますが、上げた剣は下ろすのみです。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
斬るという意識ではありません。
ですから、素振りのように、剣が地面と平行にしなくてよいです。斬って終わりではありません。打ち太刀はすぐに二撃目を撃ってきます。受け太刀は、二撃目を受けなくてはいけません。その動きが組太刀に入ってきます。
5/3
技考441(一日一考)。
一の組太刀の話61。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「打ち太刀の胴斬りを受けるのではない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
「剣は下ろす。」
もう一度書きますが、上げた剣は下ろすのみです。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
斬るという意識ではありません。
胴斬りは、下がることによって、避けます。水平ではありませんが、剣を縦にして、剣と剣が交わる形ではありません。
剣は下ろすのみです。
5/4
技考442(一日一考)。
一の組太刀の話62。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「手の握りは変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
胴斬りは、下がることによって、避けます。素振りのように水平にはなりません。
しかし、握りは変えません。構えから、組太刀の終わりまで、一切変えません。手の甲が上になる、生命線と沿って握るものです。
5/5
技考443(一日一考)。
一の組太刀の話63。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「手の握りは変えない。」
「臍で結べ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
胴斬りは、下がることによって、避けます。素振りのように水平にはなりません。
しかし、握りは変えません。構えから、組太刀の終わりまで、一切変えません。手の甲が上になる、生命線と沿って握るものです。
剣は臍で結ぶことは、開祖の教えで、齋藤先生が口酸っぱく言ってたことです。それだけ、気を抜くと、おろそかになるものです。だから、剣を縦にするような形は臍で結ぶことになりません。
5/6
技考444(一日一考)。
一の組太刀の話64。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「剣は下ろす。」
「手の握りは変えない。」
「半身にこだわれ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げ、
1.打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げ、
1.受け太刀が打ち太刀の斬り上げを下がって避け、
*1の動作が3つに別れています。
これからは、3番目の受け太刀の動きを述べていきます。
受け太刀は前足が前に進んで、後足が後ろに進みます。
進む足の移動に、体が正中のまま、平行移動します。
一直線で動きます。
打ち太刀の面を斬るために上げた剣ですが、空いた胴に剣を入れられてしまいます。だから、逃げて避けます。剣は上げたそのままでは不利ですから、下ろします。
胴斬りは、下がることによって、避けます。素振りのように水平にはなりません。
足は前後に動いても、腰も上体も回りません。半身のままの移動です。
これもおろそかになりやすいものです。
基本、大切なものは、素振りでも、合わせでも、組太刀でも変わりません。
5/7
技考445(一日一考)。
一の組太刀の話65。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
5/8
技考446(一日一考)。
一の組太刀の話66。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀が逃げたから、追撃する。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
5/9
技考447(一日一考)。
一の組太刀の話67。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「追撃、連続攻撃になる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
止まって行う形は、もちろん動作を区切って行いますが、連続の意識を持って、打ち込みます。
5/10
技考448(一日一考)。
一の組太刀の話68。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「剣が頭の上にあるから、素早く回して、打ち下ろせる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
攻撃なので、速さは第一に考えなくてはいけまけん。だから、2段階以上動きは、理に敵いません。斬り上げが足りないと、頭の上で回せないで、手のみで回して打ち込んで、強い打ち込みになりません。
速く回すためには、頭の上に剣があるべきです。
5/11
技考449(一日一考)。
一の組太刀の話69。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げた剣先が斜め下にあるから、回したときに、剣は背骨にある。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
攻撃なので、速さは第一に考えなくてはいけまけん。だから、2段階以上動きは、理に敵いません。斬り上げが足りないと、頭の上で回せないで、手のみで回して打ち込んで、強い打ち込みになりません。
また、剣先が斜め下だから、回したときに、背に剣が行き、強い打ち込みになります。
5/12
技考450(一日一考)。
岩間の思い出話11。
「バカ者とごじゃっペ、お前はどちらだ。」
齋藤先生のお言葉です。
「先輩は、何も知らない後輩を教えなきゃいけない。」
「後輩が間違いてるのを気が付かないのがバカ者。」
「後輩が間違えているのに、気が付かないのが、ごじゃっペ。」
合氣道は一人ではできません。技がうまくなるのは、後輩の成長、後輩の技の鋭さがあってこそ、さらに先輩がそこから気づきさらに成長します。
漫然と稽古するのは、禁止です。
ごじゃっペは、茨城弁で、意味はバカ者と同じです。
5/13
技考451(一日一考)。
一の組太刀の話70。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げた状態は、剣を握った両手間から受け太刀を見ていて、とらえているから、そのまま下ろすだけ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
攻撃なので、速さは第一に考えなくてはいけまけん。だから、2段階以上動きは、理に敵いません。
型とは余計なものを削ぎ落とした珠玉のもの。付け足すことは、まさしく蛇足です。
斬り上げて、そのまま打ち込む技術を意識するべきです。
5/14
技考452(一日一考)。
一の組太刀の話71。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
齋藤先生のお言葉です。
そして、
「左手を前に伸ばすだけ。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
斬り上げて、そのまま打ち込む技術を意識するべきです。
そのためには、斬り上げて、曲がっている両手のうち、左手を前に突き出すことです。
突き出すことで、最速で廻剣します。さらに、右腕が伸びれば、自然に剣は垂線に落下します。
そのまま打ち出すことは、部分部分を直線的に動かすことです。
5/15
技考453(一日一考)。
一の組太刀の話72。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「小手でも、横面でもどこでものよい。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
攻撃なので、速さは第一に考えなくてはいけまけん。だから、2段階以上動きは、理に敵いません。
斬り上げて、そのまま打ち込む技術を意識するべきです。
そして、もちろん、打った先には、受け太刀がいます。
「当たれば、斬れるんだ。」
こう仰っていました。
5/16
技考454(一日一考)。
一の組太刀の話73。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「小手でも、横面でもどこでものよい。」
「しかし、小手のほうがよい。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は逃げるのみなので、打ち太刀には攻撃(追撃)の理があります。
攻撃なので、速さは第一に考えなくてはいけまけん。だから、2段階以上動きは、理に敵いません。
斬り上げて、そのまま打ち込む技術を意識するべきです。
そして、もちろん、打った先には、受け太刀がいます。
小手のほうが良いということに、説明はしていませんが、組太刀として、型が良いということと思います。
5/17
技考455(一日一考)。
一の組太刀の話74。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「左足は受け太刀に向く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
打ち太刀は斬り上げときに、両手の間から、受け太刀を見ていますので、受け太刀に向かって剣を斬り込みます。
左足も受け太刀に向かって進んで行きます。
手だけを回して打たないように。
受け太刀に対して、左足が進まないと、半身になりません。
5/18
技考456(一日一考)。
一の組太刀の話75。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「左足は受け太刀に向く。」
「右足は、寄る。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
打ち太刀は斬り上げときに、両手の間から、受け太刀を見ていますので、受け太刀に向かって剣を斬り込みます。
左足も受け太刀に向かって進んで行きます。
左足のみが動くと、右足が残り、正しい半身になりにくいです。
右足は少しでもいいから、体に影響なく寄るべきです。
5/19
技考457(一日一考)。
一の組太刀の話76。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「左足は受け太刀に向く。」
「右足は、寄る。」
「剣も体も回らない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
打ち太刀は斬り上げときに、両手の間から、受け太刀を見ていますので、受け太刀に向かって剣を斬り込みます。
左足も受け太刀に向かって進んで行きます。
その時、回る動きなってはいけません。決して直線にならず、受け太刀に対して薄い半身もなくなり、厚身が生まれてしまいます。
最短は直線的になります。
5/20
技考458(一日一考)。
一の組太刀の話77。
「一の組太刀は、1が面白い。」
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「斬り上げて、そのまま下ろすだけ。」
「左足は受け太刀に向く。」
「右足は、寄る。」
「剣も体も回らない。」
齋藤先生のお言葉です。
「別々同時で。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の1.の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
打ち太刀は斬り上げときに、両手の間から、受け太刀を見ていますので、受け太刀に向かって剣を斬り込みます。
左足も受け太刀に向かって進んで行きます。
その時、回る動きなってはいけません。決して直線にならず、受け太刀に対して薄い半身もなくなり、厚身が生まれてしまいます。
手足は最短最速に、別々に動きます。そして、同時に終わります。だから、より速く、動きが見えなくなります。
速い動きは、後回しにせずに考えるべきものです。
5/21
技考459(一日一考)。
一の組太刀の話78。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、下がって受ける。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
5/22
技考460(一日一考)。
一の組太刀の話79。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、下がって受ける。」
「まっすぐ下がる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
線は細くてゆがんだ線になってはいけません。体をある意味徹底して、機械のように動かします。
5/23
技考461(一日一考)。
一の組太刀の話80。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、下がって受ける。」
「まっすぐ下がる。」
「前足は、まっすぐ引く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
線は細くてゆがんだ線になってはいけません。体をある意味徹底して、機械のように動かします。
前足を引くときに、後足の踵の分、ふくらむことがありますが、引いた線に沿って、足を運べばよいのです。
ふくらむ道理はありません。
5/24
技考462(一日一考)。
一の組太刀の話81。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、下がって受ける。」
「まっすぐ下がる。」
「前足は、まっすぐ引く。」
「入れ替えて前足となった爪先は、打ち太刀に向く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、残った後足は前足となり、前足となった爪先は、打ち太刀に向きます。
5/25
技考463(一日一考)。
一の組太刀の話82。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、下がって受ける。」
「まっすぐ下がる。」
「前足は、まっすぐ引く。」
「入れ替えて前足となった爪先は、打ち太刀に向く。」
「半身にこだわれ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、残った後足は前足となり、前足となった爪先は、打ち太刀に向きます。
爪先が向き、体もまっすぐではなく、打ち太刀に半身で向き合います。このとき、打ち太刀に対して、薄い体で接する、即ち半身にこだわって行わなければなりません。
「半身だから、うまくできる。」
剣を、五の合わせをやるから、体感します。
5/26
技考464(一日一考)。
一の組太刀の話83。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「剣は受ける。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
5/27
技考465(一日一考)。
一の組太刀の話84。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「刃は斜め。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
刃は、五の合わせと同じに、打ち込みと同じ角度、斜めになります。
5/28
技考466(一日一考)。
一の組太刀の話85。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「押し込んだりしない。受けるだけ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
押し込むことは、受けた剣をもう一段動かすこと。途中加速も、途中加減も、途中動作変更も、元の剣捌きを変えるもの。初めから強い剣で行って、そのままおさめることが大切です。
5/29
技考467(一日一考)。
一の組太刀の話86。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
「受けた剣、胸を刺す。」
何度も、五の合わせと同じ口伝を仰っていました。基本はどこまでも変わらずに、有用です。剣は受けるだけ、押し込みません。
5/30
技考468(一日一考)。
一の組太刀の話87。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
「握りは変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
基本はどこまでも変わらずに、有用です。つまり、最初の構えの握りから、何も変えていません。しっかりと、手の甲は上に、生命線に沿って、グッと力を入れずに自然に握ります。
5/31
技考469(一日一考)。
一の組太刀の話88。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
「打ち太刀が小手を狙った場合は、剣を振り上げない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した2の動作です。
これからは、2の動作の内の2.の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が逃げたのを、打ち太刀が察知しているから、追撃します。
受け太刀は、後ろに下がって打ち込みを受けます。その場にはいません。
必ず、まっすぐ下がります。
先生は小枝で線を引いて、まっすぐ下がることを、丹念に教えていました。
五の合わせと同じに、半身になってこだわって、剣は受けます弾いたりしません。半身だから、打ち込みをかわせて、受けることができます。
打ち太刀が受け太刀の小手を斬って来た場合は、合わせる高さは横面より低くなります。
受け太刀は、剣を大きく振り上げる道理はありません。
打ち太刀の打ち込みに合わせる、またそう呼び込むのが、大先生の仰っる「山彦の道」です。
6/1
技考470(一日一考)。
一の組太刀の話89。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、受け太刀の横面を打つ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
「型は、勝負は終わってないんだ。だから、打ち太刀は打ち込んだ。」
こう、3の動作の理を仰っていました。
6/2
技考471(一日一考)。
一の組太刀の話90。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、受け太刀の横面を打つ。」
「横面とは、こめかみである。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
「型は、勝負は終わってないんだ。だから、打ち太刀は打ち込んだ。」
「横面とは、こめかみを打つ。」
こう仰って、横面のさらに細かい場所を示してくれました。
6/3
技考472(一日一考)。
一の組太刀の話92。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。半身の切り替えを大事にしないといけません。
6/4
技考473(一日一考)。
一の組太刀の話93。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「避けない。くぐらない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
その際、受け太刀の剣をくぐったり、Uの字に避けたりしません。
ずばり、打ち込みが遅くなるからです。足、体が、ぶつからずに進んで行きます。
6/5
技考474(一日一考)。
一の組太刀の話94。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣との接点は変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
その際、ここが大事なところですが、剣と剣が合っているところを変えずに進みます。押したり、剣を引いたりしません。
6/6
技考475(一日一考)。
一の組太刀の話94。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣との接点は変えない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
その際、ここが大事なところですが、剣と剣が合っているところを変えずに進みます。押したり、剣を引いたりしません。
6/7
技考476(一日一考)。
一の組太刀の話95。
「打ち太刀は、受け太刀の剣が上がって胴が空くから、そこを斬り、剣を上げる。」
「受け太刀は、さがって、打ち太刀の剣をかわす。」
「打ち太刀は、斬り上げた剣を進みながら、打ち込む。」
「受け太刀は、まっすぐ下がって受ける。」
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣との接点は変えない。」
「接点を動かさないから、打ち太刀の剣から身を守れる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
その際、ここが大事なところですが、剣と剣が合っているところを変えずに進みます。押したり、剣を引いたりしません。
体が右に進んで、剣の接点がそのままあるから、刀身は左に残って、守りながら進む事になります。
つまり、避けずに打てる形になります。
6/8
技考477(一日一考)。
一の組太刀の話96。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣と接点を動かさないから、打ち太刀の剣から身を守れる。」
「体の移動で、廻剣する。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
剣の接点を変えないから、体が進んだ分、剣が後ろへ流れて行きます。自然に回る形で、剣が背中へ行き、打ち込みます。
6/9
技考478(一日一考)。
一の組太刀の話97。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣と接点を動かさず、体の移動で、廻剣する。」
「手打ちにならない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
剣の接点を変えないから、体が進んだ分、剣が後ろへ流れて行きます。自然に回る形で、剣が背中へ行き、打ち込みます。
決して、手首や肘での末端を使って打ち込んではいけません。
体の理を無視することになり、威力の弱い手打ちの形になります。
打ち込みは強くあるべきです。
6/10
技考479(一日一考)。
一の組太刀の話98。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣と接点を動かさず、体の移動で、廻剣する。」
「横面は、刃は斜め。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
剣の接点を変えないから、体が進んだ分、剣が後ろへ流れて行きます。自然に回る形で、剣が背中へ行き、打ち込みます。
そして、五の合わせと同じように、刃は少し斜めになります。
袈裟斬りの角度は広すぎます。
6/11
技考480(一日一考)。
一の組太刀の話99。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「剣と剣と接点を動かさず、体の移動で、廻剣する。」
「半身にこだわって、臍で結ぶ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の打ち太刀の動きを述べていきます。
型は、打ち太刀が、さらに追撃する形になります。
打ち太刀は、左半身から右半身に変わるのは、右足が進むからです。
剣の接点を変えないから、体が進んだ分、剣が後ろへ流れて行きます。自然に回る形で、剣が背中へ行き、打ち込みます。
そして、五の合わせと同じように、刃は少し斜めになります。
柄頭の延長には、臍が有ります。
「臍から剣が生えているように。」
しかし、半身です。足だけ半身で、腰が受け太刀に向いていてはいけません。
体も半身です。
6/12
技考481(一日一考)。
一の組太刀の話100。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、下がって受ける。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が、打ち太刀の追撃するをまっすぐ下がって受ける形になります。
「受け」であり、打ち太刀をはじくものではありません。
6/13
技考482(一日一考)。
一の組太刀の話101。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、下がって受ける。」
「五の合わせと同じ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が、打ち太刀の追撃するをまっすぐ下がって受ける形になります。
まさしく五の合わせと同じになりますが、何度も何度も守弘先生は、注意されていました。
つまり、はじく、受けではない形は、五の合わせではないことです。
基本にいつでも戻れる、それが原典、つまりは大先生の教え。
原典に還る、行くのが型であり、今取り組む技です。
6/14
技考483(一日一考)。
一の組太刀の話102。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、下がって受ける。」
「まっすぐ下がる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が、打ち太刀の追撃するをまっすぐ下がって受ける形になります。
必ず、まっすぐです。
半身にこだわるから、一直線上に体が立ち、相手に対して最薄で面することができます。
まさしく五の合わせと同じになりますが、何度も何度も守弘先生は、注意されていました。
つまり、横に捌いて、厚み作って、はじく、受けではない形は、五の合わせではないことです。
基本にいつでも戻れる、それが原典、つまりは大先生の教え。
原典に還る、行くのが型であり、今取り組む技です。
6/15
技考484(一日一考)。
一の組太刀の話103。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、まっすぐ下がって受ける。」
「剣は上げて、下ろす。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
型は、受け太刀が、打ち太刀の追撃するをまっすぐ下がって受ける形になります。
打ち太刀は廻剣して背中から打ち込んできます。
受け太刀も体捌きだけでなく、剣も打ち込む形になるべきです。
だから、上げて、下ろします。
五の合わせと同じに、剣の上げて下ろす角度は一緒になります。
守弘先生は、互いの剣を持って、同時に両方上げて、同時に両方おろしました。
6/16
技考485(一日一考)。
一の組太刀の話104。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
五の合わせと同じです。
「受けた剣、胸を刺す。」
開祖の言葉を残して、体現する技を伝えてくれました。
重ねて、何度も記載することは、それだけ重ねて注意されていたことです。
弟子は常にしっかりと考えて、受け止めるべきです。
6/17
技考486(一日一考)。
一の組太刀の話105。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
「剣は、臍で、結ぶ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
五の合わせと同じです。
「互いに剣は、臍で結んでいる。」
弾いたり、弾かれて、臍に戻すのではなく、振りかぶりから、型の終わりまで、常に剣は臍に結んでいます。
産霊は、むすび、ともなり、大事なところです。むすびを大切にして、稽古しましょう。
重ねて、何度も記載することは、それだけ重ねて注意されていたことです。
6/18
技考487(一日一考)。
一の組太刀の話106。
「打ち太刀は、右に転じて、受け太刀の横面、こめかみを打つ。」
「受け太刀、まっすぐ下がって受ける。」
「受けた剣、胸を刺す。」
「剣は、臍で、結ぶ。」
「受け太刀の爪先は、打ち太刀に向く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、3の動作の内の受け太刀の動きを述べていきます。
五の合わせとまったく同じです。
半身にこだわって、打ち太刀に、細い線で対するべきです。
もちろん、まっすぐ下がります。
重ねて、何度も記載することは、それだけ重ねて注意されていたことです。
6/19
技考488(一日一考)。
一の組太刀の話107。
「止まって形と順序を覚えたら、合わせる。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
100回を過ぎて、分解したものを挙げてきました。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
あと、50回くらい続くかな。
ポイントがわからないと、形は決まりません。形が決まっていないで、合わせを行うと良い型になりません。
無駄(ダメな形)を重ねては、いけません。
6/20
技考489(一日一考)。
一の組太刀の話108。
「止まって形と順序を覚えたら、合わせる。」
「打ち太刀と受け太刀は、同じに動く。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
100回を過ぎて、分解したものを挙げてきました。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
止まっていたら、斬られてしまいます。だから、合わせて動くことが必要です。
一の組太刀の1は、受け太刀が一つの動作で、前に進み、後ろに下がる難しさがあります。でも、止まれば斬られてしまいますので、打ち太刀に合わせて、一動作で動きます。
そこが面白いです。
6/21
技考490(一日一考)。
一の組太刀の話109。
「止まって形と順序を覚えたら、合わせる。」
「打ち太刀と受け太刀は、同じに動く。」
「終わりも同じに。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
100回を過ぎて、分解したものを挙げてきました。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
止まっていたら、斬られてしまいます。だから、合わせて動くことが必要です。
加速も加減もしないで、動作が終わりになるように。
これは3の最後だけ合わせるものではなく、途中ももちろん合わせます。
6/22
技考491(一日一考)。
一の組太刀の話110。
「止まって形と順序を覚えたら、合わせる。」
「打ち太刀と受け太刀は、同じに動く。」
「終わりも同じに。」
「残心は動かない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
100回を過ぎて、分解したものを挙げてきました。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
止まっていたら、斬られてしまいます。だから、合わせて動くことが必要です。
加速も加減もしないで、動作が終わりになるように。
残心は完全な動作の終わりです。ですから、動かしません。
押し込んだりもしません。
「残心とは、心を残さないこと。」
内田先生の言葉です。
6/23
技考492(一日一考)。
一の組太刀の話111。
「止まって形と順序を覚えたら、合わせる。」
「打ち太刀と受け太刀は、同じに動く。」
「残心は動かない。」
「突き刺したりしない。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
100回を過ぎて、分解したものを挙げてきました。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
止まっていたら、斬られてしまいます。だから、合わせて動くことが必要です。
加速も加減もしないで、動作が終わりになるように。
残心は完全な動作の終わりです。ですから、動かしません。
押し込んだりもしません。
突き刺したりしません。素直に斬り下ろして、受けた剣は、胸を刺します。
「残心は、心を残さないこと。」
内田先生の言葉です。
6/24
技考493(一日一考)。
一の組太刀の話112。
「打ち太刀は連続攻撃を意識する。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、受け太刀への攻撃は常に意識しないといけません。
つまりは、連続攻撃です。
胴斬りを斬り上げたら、すかさず打ち込みます。
打ち込みを捌かれたら、右に転じて打ち込みます。
気合ももちろんいれます。
6/25
技考494(一日一考)。
一の組太刀の話113。
「打ち太刀は連続攻撃を意識する。」
齋藤先生のお言葉です。
「型を型として、昇華する。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、受け太刀への攻撃は、連続攻撃を意識しないといけません。
そして、速く。
分解したものも、ゆっくりした合わせも、凝縮して、速くする。部分だけ加速することは、帳尻合わせで、技、型の昇華にはなりません。
手足バラバラではなく、同時始まり、同時終わりにしないと、凝縮はできません。
6/26
技考495(一日一考)。
一の組太刀の話114。
「打ち太刀は連続攻撃を意識する。」
齋藤先生のお言葉です。
「型を型として、昇華する。」
「受け太刀の受けを導く。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、受け太刀への攻撃は、連続攻撃を意識しないといけません。
5の合わせのときに書いたかもしれませんが、打ち太刀の打ち込みを受け太刀は受けます。
その際、打ち太刀は、受け太刀の受けの剣を導きます。
つまり、受け太刀の剣が当てようとするように、下へ流していきます。
受け太刀の剣が流れれば、受け太刀は次の攻撃の受けが遅れます。
この導く動きは、止まらすに切り返しも速くなります。
6/27
技考496(一日一考)。
一の組太刀の話115。
「打ち太刀は連続攻撃を意識する。」
齋藤先生のお言葉です。
「型を型として、昇華する。」
「受け太刀の受けを導く。」
「山彦の道。」
内田先生の言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、受け太刀への攻撃は、連続攻撃を意識しないといけません。
山彦は、山に向かって、呼びかけると、山が答える状態です。
つまり、そのように持っていくことです。
導くことです。
「合氣道は、山彦の道じゃ。」
大先生のお言葉を大事にして、ガシガシ、ガンガンの稽古ではなく、山彦の掛け合い、合わせの稽古を意識しましょう。
5の合わせのときに書いたかもしれませんが、打ち太刀の打ち込みを受け太刀は受けます。
その際、打ち太刀は、受け太刀の受けの剣を導きます。
つまり、受け太刀の剣が当てようとするように、下へ流していきます。
受け太刀の剣が流れれば、受け太刀は次の攻撃の受けが遅れます。
この導く動きは、止まらすに切り返しも速くなります。
6/28
技考497(一日一考)。
一の組太刀の話116。
「受け太刀は蹴らないで動く。水平運動。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、打ち太刀の連続攻撃を、素早く対応しないといけません。
すなわち、余計な動きをしない。
接地面をずらしたり、踏ん張って蹴らないで、動きます。
まっすぐさがる水平移動が速く捌けます。
6/29
技考498(一日一考)。
一の組太刀の話117。
「受け太刀は蹴らないで動く。水平運動。」
「剣は、自然な上げ下ろし。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、打ち太刀の連続攻撃を、素早く対応しないといけません。
すなわち、余計な動きをしない。
接地面をずらしたり、踏ん張って蹴らないで、動きます。
まっすぐさがる水平移動が速く捌けます。
剣も余計な動きをしません。
押し込みも、引き込みも、差し込みも、付け足す動きはしません。
二段階ではなく、上げ下ろしのみです。
「体捌きで、剣を振るんだ。」
剣体一致を目指します。
6/30
技考499(一日一考)。
一の組太刀の話118。
「受け太刀は蹴らないで動く。水平運動。」
「剣は、自然な上げ下ろし。」
「受け太刀は、受けるのみ。」
齋藤先生のお言葉です。
一の組太刀は、文字通り、初めにやる組太刀です。
番号の順序を示します。
1.受け太刀が剣を上げると、打ち太刀が受け太刀の空いた胴を斬り上げます。受け太刀は、打ち太刀の斬り上げを下がって避けます。
これが、1つの動作です。
次に、打ち太刀が受け太刀を追撃して打ち込むのを、受け太刀はまっすぐ下がって受けます。
これが、2の動作です。
最後に、打ち太刀が受け太刀の左横面を打っていくのを、受け太刀がまっすぐ下がって受けます。
これが、一の組太刀を分解した3の動作です。
これからは、合わせの動き、そして変化を述べていきます。
一つ一つ区切ることも必要ですが、打ち太刀の連続攻撃を、素早く対応しないといけません。
すなわち、余計な動きをしない。
まっすぐさがる水平移動が速く捌けます。
剣も余計な動きをしません。
二段階ではなく、上げ下ろしのみです。
受け太刀は、受けの型をやるのみです。負けそうなのを勝とうと、意気込みしてはいけません。
7/1
技考500(一日一考)。
岩間の思い出話13。
「型、合氣道は、勝っていることを稽古するんだ。」
齋藤先生のお言葉です。
勝とうと意気込み過ぎて、余計に力が入ってはいけません。
踏ん張りも、加圧も加速も、加減も、付け足しは、技がうまくいかないからやってしまいます。
だから、
「うまくいかないのは、自分の技ができてない証拠だ。」
どのように掴まれても、ある程度抵抗されたとしても、型とおりに行うことの大切さ、道としての在り方を教えていました。
しかし、邪魔するつもりで持つのは、論外です。清らかな心で、清々しく行いましょう。
合氣道は、神道でありますから。







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